6月も中旬となり、ジュニアアスリートの皆さんは夏本番に向けて体を調整していく時期になりました。夏の食事や水分補給は課題が多く、食事作りを担当する多くの保護者の皆さんの頭を悩ませているのではないでしょうか。

熱中症対策や水分補給は、練習中や試合中の対応が注目されがちですが、実は自宅での食事や日常生活の過ごし方が大切です。そこで今回は、私が担当した夏の熱中症予防や夏バテ防止、水分補給に関してのコラムの「まとめ」を紹介します。

各所で私が栄養セミナーを実施する際も、熱中症予防・夏バテ防止・水分補給がテーマとなる時は逆に、これらのアスレシピのコラムやレシピの内容を参考にすることが多々あります。夏本番を迎える前に、皆さんもしっかりおさらいしてコンディションを整えておきましょう。

トレーニング中以外も重要、アスリートの夏の水分補給のポイント

トレーニング中以外でアスリートが意識するべき水分補給のタイミングと、その方法をそれぞれ説明しています。

①トレーニング中の水分補給
②トレーニング前後の水分補給
③食事での水分補給
④日常生活での水分補給

夏バテ防止のカギは食欲アップと水分補給、上手に食欲を刺激して

適切な水分補給と栄養・エネルギー補給が夏バテ予防には大切です。暑くて食欲が落ちたとき、食欲を刺激するためのポイントを紹介しています。

スポーツドリンクは薄めてはいけないの?目的やシーンに合わせて

ラグビーの試合での水分補給の仕方を「試合前」「試合中」「ハーフタイム」「試合後」で説明しつつ、手作りスポーツドリンクを2種類紹介しています。

夏合宿の栄養補給、練習スケジュールと合わせて計画を

トレーニングの効果を高めるためのリカバリーとエネルギー補給の方法を伝えています。

「食事で熱中症を予防する」シリーズ

また、「食事で熱中症を予防する」として4回にわたりお届けしました。水分補給は飲み物からだけではありません。これから暑くなる前に、しっかりおさらいしておきましょう。

(1)野菜や果物は丸ごと食べよう、運動前はカリウムを

(2)牛乳で熱中症は防げるの?いつ飲めばいいの

(3)水分量は2倍以上、朝食は「日本型」がおすすめ

(4)体を内側から冷やす「アイススラリー」

今回紹介するレシピは「トマトのニンニクしょうゆマリネ」です。

以前紹介した「はちみつレモントマト」はミニトマトを使ったデザート感覚のものですが、こちらはご飯と一緒に箸がすすむ味付けです。

このように、食欲がない時でも食べやすい1品を見つけて、食事からも上手に水分を補給できるようにしておきましょう。

管理栄養士・金子香織