サッカーワールドカップ(W杯)に出場する32カ国の代表選手は、生まれ育った土地の食べ物で強い体を作り、技を磨いてきました。彼らを作り、育てた食べ物、料理はどんなものなのか。約70カ国を訪れ、「ワールドカップを食べ尽くせイベント」で32カ国の料理を一挙提供した各国・郷土料理研究家の青木ゆり子さん(e-food.jp代表)が各組から1チームを厳選し、代表的なおふくろの味を紹介します。

E組=セルビア
(ブラジル、スイス、コスタリカ、セルビア)

 紛争から10年以上たち、治安も落ち着いてきました。セルビアはクロアチアと隣接する国ですが、同じキリスト教徒でも正教会で宗派が違いますし、南部はオスマントルコの影響を受けているので、アジアのにおいがする東欧の国です。

セルビア南部レスコバツ・スタイルのチェバプチチ、アイバル(パプリカのペースト)添え

 体格はクロアチアよりも良く、それは肉をたくさん食べているからでしょう。とにかく肉、肉、肉…とお肉が大好きで、グリルにおけるヨーロッパの中心地。巨大なハンバーグを毎年作る、レスコバツという街の「グリル祭り」が有名です。もちろん肉だけでなく、野菜や豆料理も豊富です。

 同じE組ではブラジルも肉をよく食べます。フィールド上の「肉食対決」も注目です。

フェイジョアーダ(黒豆と豚肉、ソーセージの煮込み)

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