暑さの中で行われる試合では、体力の消耗が激しくなります。最後まで頑張り抜ける体を作るためには、日頃から食事を整えておくことはもちろんですが、食べたものをスムーズにエネルギーに換える食べ合わせの工夫も大切です。

その日に消費したエネルギーはその日に補い、夏バテや内臓疲労を起こさないようにしましょう。試合前におすすめのレシピ7点を紹介します。

ガーリックステーキ炒飯

試合前には、ご飯などの炭水化物をしっかり食べてエネルギーをチャージするのと同時に、エネルギーを作り出すときに必要な「ビタミンB1」、ビタミンB1の吸収率を高める「アリシン」もしっかり摂ります。上には牛ステーキを乗せ、試合前の闘争心をかき立てましょう。

ガーリックステーキ炒飯

アッサリ!豚ロースのコロコロマッシュポテト

糖質を増やしたいとき便利なイモ類ですが、試合前は食物繊維の多いサツマイモよりジャガイモや長イモがおすすめ。おかずや補食に取り入れて、上手に糖質アップしましょう。

アッサリ!豚ロースのコロコロマッシュポテト

スタミナ鉄盛り丼

鉄は血液中のヘモグロビンの材料となり、全身に酸素を運ぶ働きをするため、不足すると持久力の低下につながります。吸収率の低い栄養素なので、日々の食事でコツコツ摂るようにしましょう。

スタミナ鉄盛り丼

けんちん風うどん

試合前夜はエネルギー源となる糖質を中心に、できるだけ食べ慣れたもの、消化の良いものを摂るのが基本。揚げ物など脂質の多いもの、キノコ類や海藻など食物繊維が多いもの、刺身や生卵などの生ものは避けます。

けんちん風うどん

納豆キムチ炒飯

納豆はタンパク質、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、鉄、ビタミンEと多くの栄養素を含んでいます。納豆とともに発酵食品のキムチが、腸内環境を整えます。

納豆キムチ炒飯

牛ひき肉と鶏レバーの麻婆豆腐

麻婆豆腐の豚ひき肉を、持久力アップに欠かせない鉄やタンパク質がより多く含まれる牛ひき肉とレバーにチェンジ。さらに赤パプリカには、造血作用のある葉酸が含まれています。

牛ひき肉と鶏レバーの麻婆豆腐

ボリューム満点ニラ豚玉

炭水化物+ビタミンB1+アリシンの組み合わせは、練習後の素早い疲労回復にも役立ちます。疲れて食欲がないからと、おかずを食べずにご飯や麺だけで済ますのは避けましょう。

ボリューム満点ニラ豚玉

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