アスレシピは9日、サーモス株式会社特別協賛のスポーツ栄養セミナー「コロナ・インフルに負けない!免疫力を上げる食事のとり方」を開催しました。今回は講義と調理の実演を兼ねた2部構成で、都内のキッチンスタジオで実施。オンラインで参加した約30人に加えて、スタジオには認定アンバサダー、ママ特派員10人も来場しました。

都内のキッチンスタジオで行われたセミナー

講師を務めたのは、プロ選手や日本代表選手のサポートを行う管理栄養士の廣松千愛さんです。「冬を乗りきれ! アスリートの免疫と食事」と題した第1部の講義では「運動強度が高くなると、適度(中強度)な運動をする人よりも風邪のリスクが高くなる。たくさん運動する人は、しっかり免疫、感染症対策をしないといけない」という話から始まりました。

栄養前に意識したい血管コンディション

免疫力を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか。栄養素やエネルギーを摂ることはもちろん重要ですが、廣松さんは「摂った栄養素やエネルギーを体にしっかり運べるか、という機能が大切。『血管のコンディショニング』が大事になります」と説きます。

血液中に含まれる免疫細胞は、毛細血管によって体の隅々まで運ばれます。その毛細血管や血液をしっかり働かせるために大切なことは、水分補給体を温めることでした。「夏と違って冬場はのどが渇きにくいので、意識的に摂らないと『今日はペットボトル1本も飲んでいないな』という日があると思います。でも、血液は水分からできているので、まず血液の量を確保するために、しっかり水分を摂ること。量を確保できても冬場、体が冷えて血管が収縮すれば血液の流れは悪くなるので、体を温めることも考えておくべきポイントです」と説明しました。

血液がスムーズに流れないと、手足にむくみが出ることもあります。感覚を大事にするアスリートにとって、指先や足先の感覚の変化はパフォーマンスにも影響してきます。

では、水分はどのくらい摂る必要があるのか。「よく聞かれますが、汗のかきやすさなどで、かなり個人差があります。一般的には、運動後の体重減少量が運動前の体重の2%以上になるとパフォーマンスが落ちると言われています。運動後の体重ができるだけ落ちないようにするのが1つのポイントです」と教えてくれました。

左から飯田編集長、サーモスの鈴木さん、廣松さん

水分量を保つポイントは食事を摂ること

水分補給は飲み物だけでなく、食事からも摂ることができます。「フルーツや野菜は水分量がかなり多く、肉や魚にもあります。お米も水を入れて炊きますので、ご飯をしっかり食べることも水分補給の1つ。食事もしっかり摂ることが、体の水分量を保つための重要ポイントです」。

口の中をウイルスや細菌からガードしてくれる「免疫グロブリン」を含む唾液は血液からできています。廣松さんは「水分が不足すると、唾液の分泌も低下すると言われます。唾液をしっかり出すことは免疫を保つためにもかなり重要」と言います。そして「水分が不足すると粘膜を守る『抗菌タンパク質』も減少します。冬場も水分をしっかり摂るようにしてください」と訴えました。

オンラインの人たちと一緒に、アスレシピポーズ

第2部「調理の実演」では驚きの声も

こうした「体を温めて水分補給ができる食事を摂る」ことに適したアイテムとして紹介されたのが、サーモスのスープジャーです。第2部では免疫力アップレシピとして紹介された3品のうち「サケとマッシュルームのクリームパスタスープ」の調理を、このスープジャーを使って実演しました。

廣松さんから、調理前にスープジャーを熱湯で温めておくと保温力がアップすることや、スープジャーの中でしっかり熱が通るのでパスタは固いまま入れていいことなどが紹介されると、会場内から驚きの声が上がりました。

「免疫力アップレシピ」で紹介された残り2品はこちら
鶏肉と緑黄色野菜のトマト煮
サツマイモと白みその和風ポタージュ

登壇したサーモス株式会社ブランド戦略室ブランド戦略課の鈴木翔太さんは新しくなったスープジャーについて「保温効果は6時間後でも大丈夫。口元が丸口になり、優しい口当たりになっていて、保温力も少しアップしました」と説明。内ぶたも外せて洗いやすくなっているほか、温度が下がって圧力がかかっても女性や子供でも開けやすい「クリックオープン構造」が採用されているそうです。その他、フライパンも含めたサーモス製品について詳しく紹介されました。そして、最後にはサーモス製品が当たるプレゼント抽選会も行われました。

プレゼント抽選会で大盛り上がり

「目からうろこ」「見直す」開発要望も

オンラインセミナー後は、来場した認定アンバサダー、ママ特派員10人と、廣松さん、鈴木さんらで意見交換の座談会が行われました。

日頃からサーモス製品を使っている家庭は多く「保冷力、保温力が全然違う」という声が圧倒的。それでも、今回の実演を見て「保温調理ができるとは知らなかったので、目からうろこ」「内ぶたが外せて洗いやすいのがすごくいい」という声がありました。中には「300ミリリットルを使っていて便利だけど、200ミリリットルも欲しい大きさなので、小さい容量も作ってほしい」と開発のお願いが出る場面もありました。

スープジャーを持っている人でも、これまでレシピが分からなかったり、パスタを作る際はどのタイミングで入れていいか難しかったそう。「目の前で実演していただいくと、すごくよく分かった。今度やってみます。レシピはアスレシピから見ます」と話していました。

座談会では熱心な意見交換が行われた

また、講義についても「インフルエンザや新型コロナの話ばかりかなと思って来たけど、水分が大事だとか見落としていることだったので、もう1度見直します」「勉強しているつもりでも、知らないことが多かった。アサリの缶詰がいいと聞いたので、ぜひ使ってみたい」などとうなずいていました。

廣松さんは「子供たちには、できることは自分でしつつ、できないところを周囲にお願いできる選手になってもらいたい。トップアスリートを見ると、周囲と協力体制を作っていく力がある選手が多い。それができる選手はどんどん強くなります。食事も人間性も磨かれる選手に育っていければ、例えアスリートにならなくても強くなります」と話していました。

座談会で廣松さんやサーモスの鈴木さんと意見を交換する認定アンバサダーやママ特派員たち

アスレシピでは、今後もさまざまなテーマを題材としたセミナーを実施予定です。「アスリートの基本の食事」を理解している方を対象とした「実践編」を来年2月17日(水)午後7時に開催します。この実践編は3回シリーズの3回目で、テーマは「身長を伸ばす・骨を強くする」です。

スポーツに励むお子さんの食事をより良くしたい方、スポーツ栄養について学びたい方、ぜひ一緒に知識を深めていきましょう。