<夏の高校野球地方大会(1)>

高校野球地方大会が各地で開幕。球児たちの熱い戦いが始まりました。甲子園の大舞台を目指し、食トレ、増量などに励んでいるチームをまとめました。

北海道・帯広農

帯広農対帯広三条 地区突破を決めて喜ぶ帯広農の葛巻(左)(撮影・西塚祐司)
帯広農対帯広三条 地区突破を決めて喜ぶ帯広農の葛巻(左)(撮影・西塚祐司)

連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインが通う「十勝農高校」のモデルとされる帯広農は、冬に全員で体重増を目指しました。女子マネジャーの阿部和加奈さんは、朝練習の間に米30合を炊き、夕方はカレーや中華丼などの手料理で、食トレをアシストしました。

北海道・札幌龍谷学園

札幌龍谷学園対北海道科学大高 完封勝利をおさめた直後、右手を握り締め号泣する札幌龍谷学園のエース山田泰(中央)(撮影・永野高輔)
札幌龍谷学園対北海道科学大高 完封勝利をおさめた直後、右手を握り締め号泣する札幌龍谷学園のエース山田泰(中央)(撮影・永野高輔)

札幌龍谷学園の“つけ麺大好きエース”山田泰希(3年、右投げ)は、冬場は就寝前に週3回、好物のつけ麺を5人分たいらげる独自の増量法を試み、14キロ増の76キロまで体重を上げました。

静岡・静岡学園

力強いスイングを見せる静岡学園・真継
力強いスイングを見せる静岡学園・真継

静岡学園の真継叶伊外野手(3年)は、6月に右手人さし指を骨折し、医師からは完治に4カ月と伝えられていました。「良い」と言われるものは全て口にするなど、必死の努力が驚異的な回復につながったようです。

岩手・大船渡

大船渡・佐々木朗希(2019年6月30日撮影)
大船渡・佐々木朗希(2019年6月30日撮影)

高校野球界で今最も注目されている大船渡(岩手)の佐々木朗希投手(3年)は身長190センチ。高身長になるよう午後9時就寝の早寝をしていたようです。

福島・須賀川

ウルトラマンエースのメタリウム光線のポーズで強豪撃破を誓う須賀川エース円谷
ウルトラマンエースのメタリウム光線のポーズで強豪撃破を誓う須賀川エース円谷

ウルトラマンの故郷「M78星雲光の国」と姉妹都市提携を結ぶ須賀川のウルトラマンA(エース)右腕・円谷堅斗(3年)は、今冬に食事量を増やして体重を約10キロ増量、走り込んで下半身も強化してきました。

福岡・小倉工

高校野球 福岡大会2回戦 直方対小倉工 小倉工6回裏無死走者なし、久木田和志内野手が右翼越えのソロを放ちガッツポーズ(撮影・浦田由紀夫)
高校野球 福岡大会2回戦 直方対小倉工 小倉工6回裏無死走者なし、久木田和志内野手が右翼越えのソロを放ちガッツポーズ(撮影・浦田由紀夫)

1年夏から4番を任される不動の4番久木田和志内野手(2年)は、175センチ、93キロの恵まれた体格。西武山川に憧れ、夕食はどんぶり4杯を食べるのが普通だそうです。

茨城・鉾田一

鉾田一対下館一 チームに指示を出す鉾田一・川井(撮影・倉田祥太)
鉾田一対下館一 チームに指示を出す鉾田一・川井(撮影・倉田祥太)

実家がメロン農家の川井健太郎捕手(3年)は、同校の救世主として期待され“メロンパンチ”という愛称がつけられていましたが、残念ながら初戦敗退。古豪の野球部の誇りと伝統のたすきは、後輩へ託されました。

茨城・小瀬

小瀬対鹿島 3回表小瀬1死二塁、中前に適時打を放ち一塁上でガッツポーズする小瀬・安藤(撮影・佐田亮輔)
小瀬対鹿島 3回表小瀬1死二塁、中前に適時打を放ち一塁上でガッツポーズする小瀬・安藤(撮影・佐田亮輔)

小瀬の安藤大翔外野手(2年)の趣味は筋力トレーニング。毎日練習以外に30分の筋トレメニューを追加し、食事は高タンパク質を意識。鶏肉・納豆・卵・プロテインがお気に入りのルーティンだそうです。