夏場の足つり予防に摂りたい食品、「お茶漬け弁当」で筋肉疲労を軽減(1)
夏場の試合や練習で、よく足をつる選手がいます。なぜつるのか、以下のような原因が考えられます。
(1)筋肉の極度な収縮
(2)極度の緊張
(3)電解質不足(大量の汗をかき、ミネラル不足)
(4)水分不足や不規則な食生活(水分が失われ脱水状態に)
(5)激しい運動による筋肉疲労
(6)急激な温度差(急に冷えて血行悪化)
極度の緊張や筋肉の極度な収縮を防ぐため、神経伝達物質を脳から筋肉に運ぶビタミンB群や、筋肉への物質の出入りをコントロールするカリウムとマグネシウムが不足しないようにしましょう。また、これらの栄養素は水に溶ける性質があり、汗をかいたときに一緒に流れ出てしまうので、継続的な補給が必要です。
筋肉疲労を軽減するには、ビタミンB1やタウリン、カリウムを含んだ食材を摂るようにし、血行障害がある場合は、ショウガやハチミツを加えたホットドリンクを飲んだり、ウオーマーなどで部位を温めたりしてみてください。いずれにしても、規則正しい食生活が大切です。
意識して摂りたい食品
足つり防止のために意識して摂りたい食品は、以下のものが挙げられます。マグネシウムはサプリメントなどで摂りすぎると、下痢することもあるので注意が必要です。
●ビタミンB1=玄米、卵、豚肉(ハム、焼き豚なども)、レバー、豆腐、タラコ、ウナギ、生ハム、海苔
●マグネシウム=納豆、貝類、イカ、タコ、アーモンドなどの種実類、豆腐加工品、ヒジキ
●カリウム=魚介類、トマト、ニラ、佃煮 シソ、ホウレン草、バナナ
●タウリン=イカ、タコ
水分補給は、電解質の入ったスポーツドリンクをとるようにし、練習後には水分の乳製品(牛乳、のむヨーグルトなど)がおすすめです。