疲れをいち早くとる、秋の味を散りばめた「疲労回復弁当」(1)

スポーツにおける疲労には、筋肉疲労、精神疲労、季節的な疲労などがあり、またそれらがいくつも絡んでいる場合もあります。回復効果が期待される食材やポイントはそれぞれあるため、疲労の原因を探るのも大切なことです。今回は、疲れをいち早く回復させる「部活弁当疲労回復バージョン」を紹介します。

疲労と回復効果のある食材

筋肉疲労
運動による疲れで最も多いのは、筋肉疲労です。「ビタミンB1」と「アリシン」を使った料理を積極的に摂りましょう。ビタミンB1は豚肉、ウナギ、サケ、タラコなどに、アリシンはニンニク、ネギ、ニラ、タマネギなどにおいの強い野菜に多く含まれます。

精神疲労
練習や試合では、精神的なストレスがかかりますね。また疲れが溜まってくると活性酸素が増えて免疫力が低下し、コンディションを崩してケガや病気にもつながります。βカロテンやビタミンC、クエン酸で疲労物質を取り除きましょう。βカロテンはレバー、銀ダラ、モロヘイヤ、ニンジンなどに、ビタミンCはピーマン、菜の花、レモン、キウイ、イチゴなど、クエン酸は柑橘類や梅干しに多く含まれます。

季節的な疲労
夏バテなど、暑さに対応できないと食欲不振を招いたり、胃腸を壊したりします。乳酸菌を含むキムチなどの発酵食品、オクラなどネバネバした食材には整調作用と胃液を保護する働きがあります。

なかなか疲れがとれない、早く疲れをとりたいという時は、毎日の体重測定と体調チェックをするとともに、以下のポイントを確認しましょう。

>> 疲れを早くとるためのチェックポイント