春季ジュニアオリンピック(JO)予選も一段落つく頃です。3月末のJO出場権を得て練習に励んでいる選手、また夏の大きな試合を目指して頑張っている選手。それぞれの春休みはすぐそこです。

そんな選手のために今回から3回に分けて、基本の食事から試合の食事にしていくヒントをお伝えします。

アスリートの食事は、主食・主菜・副菜・汁物・乳製品・果物の6品が毎食揃うのが理想です。しかし、毎食揃えるのは大変なので、以下のように合わせ技を使います。

主菜+副菜
主菜+汁物
副菜+汁物参考:菜の花+シラスの組み合わせでカルシウム強化

特に大事な試合の前は、緊張と疲れから「目が食べたくない」と食欲が減退する選手がいるので、「皿数を少なくする」テクニックが有効です。

ただし、試合前にいきなり食事を変えるのでなく、普段からお子さんの練習状況に合わせて6品で摂りたい食品量を増減したり、組み合わせたりしていると、試合までの食事の流れが作りやすくなります。選手も安心してレースに向かうことができるでしょう。

「ご飯ススムふろふき大根」

今回紹介するのは「ご飯ススムふろふき大根」です。

練習量が多い時や試合前には、体をしっかり動かすために糖質(炭水化物)を多く必要とします。この時期は、通常よりも主食を多くし、食べやすいものを考慮しましょう。

また疲労があったり、緊張しているときは、水分摂取が少なくなりがちです。食事は、適度な水分摂取がないと喉を通りませんが、一度に大量の水を摂取すると、胃が一時的に膨らんで食事が入らなくなります。そんな時は水分量の多い食品や料理が有効です。

試合前は食物繊維の多い押し麦は少量に

大根は、ゆでても生の状態と水分量がほとんど変わらず95%近くあり、水分摂取できる食品の1つです。また今回は、少なめに押し麦を使っています。大根の柔らかさにプチプチした肉みそあんの食感がご飯に合います。押し麦は食物繊維が多いので、試合前に使うときはこのように少なめに、アクセントとして使うといいでしょう。

管理栄養士・松田幸子

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