6月25日、7月2日にアスレシピ主催の「身長を伸ばす!食事」というミニセミナーを行いました。「女子編」では特に、思春期を迎えた女子の身長を少しでも伸ばすためにどうするかを、「男子編」では成長スパート時期の個人差や栄養の過不足、特に糖質やタンパク質の摂り方などをお話ししました。

多くのスポーツで、身長の高さは有利になります。以前はそうではなかった競技でも近年は選手の大型化が進んでいます。各種スポーツで活躍するために、選手は少しでも大きくなりたいと思うもので、多くの保護者に参加いただきました。

身長は遺伝が関係し、伸ばすためには食事、睡眠、運動、ストレスなどが複雑に関係しているため「あとどれくらい伸びますか?」と聞かれても、お医者さんでも分かりません。医療機関で最終身長を予測してもらっても、実際はその通りになっていない選手を見てきました。

とりあえずの過剰摂取で悪影響も

身長を高くする要素の中で、食事は大きな比重を占めますが、毎日の当たり前の営みであるがゆえ、認識が不十分だったり、間違っていたりすることもあります。また、これもあれも摂ってしまい、過剰というケースも見受けられます。

今ではSNSやクチコミで情報があふれかえっています。栄養は摂っておけば安心というものではなく、過剰によって悪影響もありますが、それはすぐに表面に出るものではないので、分からないのです。また、女子の健康はその後、その子が妊娠適齢期となり、次に生まれ来る子どもの身長や体の大きさとも関係することになります。

目先のことだけでなく、アスリートとしての今後と生涯の健康への影響を理解してもらうために、成長期のアスリートを持つ保護者への食事指導は、今後も力を入れていきたいと思っています。

今回紹介するレシピは「新ジャガの青ジソ豚肉巻き」です。

新ジャガは完熟する前の未熟なジャガイモですが、皮が薄いので皮ごと使えますし、その皮のそばにビタミンCも多いのです。

ジャガイモには糖質も多く、豚肉にはタンパク質やビタミンB1も含まれているので練習後の夕食やお弁当のおかずにもピッタリ。巻き込んだ青ジソの香りがさわやかな夏のおかずです。

子どもたちは目の前の目標だけで、手いっぱいになってしまいます。保護者は、子どもの目標実現のための支援をしつつも客観的な視点で、子どもたちの健康を長期的に見ていってほしいと思います。

管理栄養士・月野和美砂