明けましておめでとうございます。お正月は、お雑煮にいそべ巻き、あんころ餅や大根おろしたっぷりのからみ餅など、1年で最も餅を食べる機会が多いかもしれません。

正月には餅つきが行われる

 消化や吸収が早くてエネルギーになりやすく、少ない量でも栄養価が高い餅は、アスリートの栄養補給に便利な食材ですが、手軽な分、食べ過ぎないように注意が必要です。白米と比較すると、茶碗1杯のご飯は150gで252kcal。市販の切り餅は1個が約50gなので、2個で234kcalと、だいたい茶碗1杯のご飯と同カロリーになります。

ニラ玉力うどん
ニラ玉力うどん

 餅の食べ過ぎを防ぐためのキーワードは「具だくさん」。汁に入れるなら、肉や野菜などの具もたっぷり入れましょう。糖質の代謝を促すビタミンB1が含まれる豚肉や豆類、キノコなどがおすすめです。また、ビタミンB1の働きを活発にする硫化アリルが含まれたタマネギ、ニンニク、ニラなども一緒にとるとさらによいでしょう。

 焼いて醤油などをつけて食べるときにも、おかずを添えれば味にメリハリがつき、栄養もとれて一挙両得です。お正月が明けて、なんだか体が重いな…ということにならないよう、気をつけて過ごしましょう。

【関連記事】