食べ盛りの子供たちのため、毎日のお弁当作りで頭がいっぱい!という声を聞きます。これからますます暑くなるので、朝の調理も手早く済ませたいところ。手軽に作れる夏向きのどんぶり弁当、夏場の弁当作りの注意点について、管理栄養士・山崎みどりさんに聞きました。

<夏場の弁当作りの基本>
①しっかり火を通す(75℃1分以上)
②汁が出ないようにする(汁気の多いものを入れない)
③しっかり冷まして詰める
④生もの(野菜も)は入れない
⑤炊き込みご飯などを入れない

 どんぶり弁当でオススメなのは

卵と豚もも肉の二色丼>>

(卵はしっかり火を通すこと)

卵と豚もも肉の二色丼
卵と豚もも肉の二色丼

ガパオライス>>

(卵はしっかり火を通すこと)

ガパオライス
ガパオライス

モロヘイヤと豚肉のスタミナ丼>>

モロヘイヤと豚肉のスタミナ丼
モロヘイヤと豚肉のスタミナ丼

鶏のエスニック丼>>

(生野菜を除く)

鶏のエスニック丼
鶏のエスニック丼

ロコモコ丼>>

(生野菜を除く)

ロコモコ丼
ロコモコ丼

 さらに気をつけるならば、「ご飯と具を別にして持っていくと予防になります。開けた時の楽しみがないのですが」(山崎さん)とのこと。子供がちゃんと「どんぶり」にして食べてくれるなら、その方がよさそうです。

保冷も重要

 また、子供たちが食べるまで、どこに保管しているのか見えないだけに気になります。今では冷房の効いている学校も多いので、教室に置いているのであればリスクも少ないでしょうが、週末の部活や練習で、バッグに入れたまま炎天下に置いてるなんて想像しただけで、怖い。

 山崎さんは、保冷の工夫として以下を上げました。

①保冷機能も持つジャータイプの弁当箱など、機能製品を使う。
②おかずでヒジキの煮物、切干し大根の煮物などを作って小分けで冷凍しておく。弁当に入れるだけなので楽だし、保冷にもなる。
③ペットボトルを凍らせて弁当と一緒に入れる。

 弁当について、母たちの悩みはつきませんね。「こんな工夫をしているよ」といった情報がありましたら、ご報告ください。引き続き、情報を集めていきます。