暑い季節は食事からも水分が摂れる「うどん弁当」(2)

水分の役割

人間の体は60%以上が水分、体液でできています。体液は、老廃物や栄養物質の運搬、栄養素の消化吸収、体温保持に役立っています。運動すると体温が上昇し、熱を放散し発汗します。

スポーツ選手は筋肉量、血液量などが多いため、より多くの水分を摂らなくてはいけません。大量の汗をかく場合、一緒に電解質、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが排出されるので、補充する必要があります。

運動中の水分補給

部活や運動中は、電解質の入ったスポーツドリンクを飲むのがベターです。運動の20分~30分前には水分をとり、その後は飲めるタイミングがあれば、少しずつ分けて飲みましょう。直前にたくさん飲むと胃が重くなるので気を付けましょう。

今は様々なスポーツドリンクが売られているので、エネルギー量、ビタミン強化など目的によって選びましょう。果汁100%ジュースは糖分が高いので、練習後に疲労回復を目的に飲むのが良いでしょう。

水分チェック

水分が足りているかどうかをチェックするためには、体重測定を決まった時間に行いましょう。朝起きてトイレに行った後がベストです。

競技前後に体重が量れるなら、汗として出た水分量を確認できます。体重の変化は1.5%以下が目安です。2%以上体重が減ると、運動を継続する状態ではなく、木陰で休ませる、冷やすなどの対処が必要です。

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