競泳選手は常に風邪をひきやすい環境で練習をしているのはご存知ですか?

 競泳選手が所属する多くのスイミングクラブの水温は、29度~30度の設定です。ベビークラスから小学生、一般クラスがあるスイミングクラブでは、皆さんが快適に泳げるようにこの設定温度になっています。

 ですが、この設定温度で選手がハードな練習をすると息がとてもあがり、インターバル中の呼吸数が多くなります。屋外プールでは水温が外気温に左右されて、それ以上の水温になることもありますので、さらに厳しい環境になり、呼吸器をより使うことになります。

 また、クラブ環境にもよりますが、練習後に髪の毛を乾かさず、身体が冷えてしまった状態で帰宅し、シャワーだけで就寝してしまう選手もいます。

 このような環境で練習をしている競泳選手は、冷えと喉や鼻の乾燥にとても注意する必要があります。

タンパク質は身体を温める

牛肉と大根のスープ
牛肉と大根のスープ

 今回のご紹介する「牛肉と大根のスープ」は、身体を温めるスープです。ポイントになるのは牛肉。牛肉に含まれるタンパク質は食事誘発性熱産生が高く、それにより身体が温まったように感じるのです。焼肉を食べた後は、身体が温まるような感じがしますよね。

 風邪のひき始めは食欲が落ちてくる選手もいるようですが、生姜やネギのような香味野菜を使うことで食欲を増すことができます。食欲がない時はこのスープを用いて雑炊にすることで、摂取エネルギー不足を回避できます。

 夏でも練習後、冷房の効いた電車や自転車で帰宅すると冷えますので、季節を問わずお試しください。