運動中に足がつる原因は、「筋肉疲労」「筋肉の柔軟性不足」「水分不足」「ミネラルのバランスの崩れ」が考えられます。同じ個所を繰り返す場合は、「動作のくせ」や「交感神経と副交感神経のスイッチの不具合」などが原因とも言われています。

食事面から足をつらないようにするには、運動時だけではなく、日頃の食事からミネラルのバランスを整えていかなければなりません。

ナトリウムとカリウム

ミネラルは、筋肉の収縮や神経の伝達に関与するとても重要な栄養素で、筋肉細胞に働きかける役割はナトリウムとカリウムが担っています。筋肉の正常な収縮活動のためには、ナトリウムとカリウムのバランスが大切です。

ミネラルは体内で作ることができないため、食事で摂取する必要があります。日本人の通常の食生活で、ナトリウム不足になるのは考えにくいものの、カリウム不足はありえます。カリウムは野菜や果物に多く含まれているので、1日350gという野菜の摂取目標量をクリアできていない場合は、意識的に取り入れましょう。

食べて水分も摂取

野菜は水分含有量がかなり多く、90%以上が水分というものもたくさんあるので、食べることで水分摂取にもつながります。食事の基本の形に整え、日頃から、つりにくいカラダ作りをしておきましょう。

常備できる缶詰を使った簡単調理で、夏野菜をたっぷり摂れる「ズッキーニとカラーピーマンのラタトゥイユ風」

写真は、「ズッキーニとカラーピーマンのラタトゥイユ風」です。ズッキーニは約95%が水分でカリウム、ビタミンB2・C、葉酸、βカロテンを、パプリカはカリウム、ビタミンA・C・Eを多く含みます。ツナ缶はタンパク質のほか、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった「オメガ3系脂肪酸」が豊富に含まれています。

野菜が苦手なお子さんでも食べやすいトマトケチャツプの味付けです。常備できる缶詰を使った簡単調理で、夏野菜をたっぷり摂りましょう。

また運動時は、運動する前にペットボトル約1本分(500ml)の水分を摂取しておきます。運動中はこまめに水分を摂り、発汗によって失われるナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも補給できるようタブレットやスポーツドリンク等も利用しましょう。

管理栄養士・石村智子