日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士の松田幸子です。アスレシピの「部活弁当」で皆さんにお会いすることになりました。どうぞよろしくお願い致します。

3学期は新型コロナウイルスの影響で学校が休校になった、またはジュニアアスリートとしての活動が出来ないお子さんもいたことと思います。この状況でもお子さんは「規則正しい生活」「自分で出来ること」を自主的にやっていましたか? ご家族はジュニアアスリートのサポーターとして積極的に食の取り組みをしていたでしょうか?

4月は新年度が始まる月。いまだ休校が続いているところもあると思いますが、家族で基本を振り返り、実行する月にしましょう。

アスリートの体は練習・睡眠・食事から

長時間練習をしても、体がその練習に合っていなければ、パフォーマンスは上がりません。アスリートの基盤となる体は、練習・睡眠・食事から作られます。それ以上でもそれ以下でもありません。

練習し、使った体の修復材料である食事を摂り、できるだけ睡眠を取る。このようなリカバリーケアを毎日行ってこそ、体は作られます。1回の食事だけで体が出来るわけではありませんが、その1回をおろそかにすれば、後々響いてしまうのです。

チームスポーツにはポジションと役割がありますね。同様に、アスリートの基本食も「栄養のポジションを揃える努力」から始めましょう。

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