牛肉、豚肉、鶏肉など、肉類にはさまざまな種類があり、部位があります。豚肉はタンパク質や糖質の代謝に必要なビタミンB1が豊富ですが、部位によってはエネルギー量や栄養素が変わるので目的によって使い分けるようにしましょう。

ビタミンB1は疲労回復のためには不可欠で、ももに0.9mg、ヒレに1.32mgと主に赤身肉に多く含まれます(鶏もも肉には0.1mgしかありません)。肉の白い部分は脂肪分ですので、摂取エネルギーを減らしたい場合は除去するといいでしょう。脂質が少ないのはももやヒレです。

豚肉の部位と 主なエネルギーと栄養素(100gあたり)

(部位…エネルギー、タンパク質、脂質)

ヒレ   …118kcal、22.2g、 3.7g
もも   …171kcal、20.5g、10.2g
肩    …201kcal、18.5g、14.6g
タン   …205kcal、15.9g、16.3g
外もも  …221kcal、18.8g、16.5g
豚足   …227kcal、20.1g、16.8g
肩ロース …253kcal、17.1g、19.2g
ロース  …248kcal、19.3g、19.2g
バラ   …366kcal、14.4g、35.4g

部位の説明と主なレシピ

※各一覧のページは、コラム見だしの下にレシピが並んでいます

ヒレ、もも

ヒレ肉やもも肉はタンパク質が多く脂質が少ないため、筋力アップや増量を目的とする選手におすすめです。脂質が少ない分、硬くなりがちなので、塩麹で下味をつけたり、たたいて繊維を切ったり下準備をすると良いでしょう。

バラ

バラ肉は価格が安く手頃ですが、脂質量が多いので、体脂肪が気になる選手は調理の工夫が必要です。フライパンの余分な油をふきとったり、さっと湯通ししてから使用したり、しゃぶしゃぶや鍋など茹でる料理で使用するといいでしょう。

ロース

ロース肉や肩ロース肉はショウガ焼きやポークソテー、酢豚などの多くの料理に使われます。脂質が気になる場合は、肉の周囲にある脂身をとると良いでしょう。

このように豚肉には部位によって特徴があるので、目的とする栄養素や料理、味わいを参考に選び分けてください。

【アスレシピ編集部】