食中毒を起こさない

災害時は、ストレスなどから体調を崩しやすくなるもの。また、すぐに医療機関を受診できるとも限りません。食材を無駄にしないことも大切ですが、調理の際は衛生に十分注意し、残ったものは捨てる勇気を持ちましょう。

<食中毒を防ぐ3カ条>
食べ残しをとっておかない
調理の際は除菌剤などで手を消毒するか、使い捨て手袋などをして食材を直接さわらない
調理器具、食器類の衛生にも留意する(使い捨ての紙皿を利用したり、食器にラップフィルムをかけて使うなど)

トイレの準備も忘れずに

災害時は食べること以上に「出す」ことが大事です。トイレが自由に使えないことで、飲食を控えたり、排泄を我慢してしまうと、体調をくずすことにつながってしまいます。

非常用トイレにも多くの種類があります。確認して、使いやすいものを備えておきましょう。ゴミ収集がストップしている間は、使用済みの汚物も自宅で保管することになります。そのことも念頭におき、準備を整えておきましょう。

廃棄物の保管には、臭いや衛生面からふた付きのゴミ容器が望ましい。ない場合は、ふた付きの衣装ケースやおもちゃ箱など、使えるものを探してみましょう
廃棄物の保管には、臭いや衛生面からふた付きのゴミ容器が望ましい。ない場合は、ふた付きの衣装ケースやおもちゃ箱など、使えるものを探してみましょう

かならず一度は試して

備蓄を使う日がこないことが一番ですが、十分な準備があればそれだけで安心感があります。しかし準備して終わりではありません。もしもの時に上手に使用するためには、食事もトイレも一度は試しておくことが大切です。

「災害が起きてからできることは限られていますが、今できることはたくさんあります」と今泉さん。普段から家族で防災について話し合い、さらにお友だちや地域全体にも備蓄の輪を広めていけるといいですね。

【監修=管理栄養士、防災士、災害食専門員・今泉マユ子】