<丈夫な骨を作るには:下>

 “質のよい骨”とは、「しなやかさ」「強度」「密度」がバランスよく保たれている骨のこと。しなやかで骨密度の高い、強い骨を作るには、日頃の行動や姿勢で骨に負荷を与えるとともに、食事からのカルシウム摂取が重要です。

 私たちの体はカルシウムが足りなくなると、骨に蓄えられているカルシウムを溶かして補おうとします。

 体に吸収されにくいカルシウムは、ビタミンDとビタミンK2を含む食品を一緒に摂ると吸収率がよくなります。日頃からプレーンヨーグルト、鶏手羽元、牛すじ、皮付きの魚、チーズ類、納豆などを意識して食べるようにしましょう。

ビタミンD・Kの常備菜を用意

 骨の材料となる栄養(カルシウム、ビタミンD、ビタミンK)のチームワークの中でも、摂りにくいのがビタミンDとビタミンK。これらは、常備菜で準備しておくと安心です。カルシウム、タンパク質、ビタミンB群を含む食材と組み合わせて、無理なく理想的な食事に整えることができます。

 「作り置きビタミンD!キノコマリネ」は、ビタミンDがたっぷり摂れる一品。冷凍保存するとキノコのうま味がいっそう深まります。カルシウムの豊富な乳製品や魚、青菜との相性も抜群です。

キノコのマリネ

 なかなか摂りづらいビタミンKは、ソースにしてストックしておくと便利。「作り置きビタミンK!バジルソース」は、ビタミンKを油でコーティングし、吸収されやすい形にしています。みそやマヨネーズなど、他の調味料にプラスするのもおすすめです。

バジルソース

 キノコマリネやバジルソースがあれば、パスタも骨作りの強い味方に。ツナの缶詰で骨づくりに欠かせないタンパク質やビタミンD、パプリカでビタミンCを補います。

ツナとキノコのバジルソースパスタ

 運動や食べ物の力を上手に借りてしっかりした骨を作り、良好な状態をキープしておきましょう。

【協力=コツコツ骨ラボ】