「プロテイン」は英語でタンパク質のことですが、日本ではプロテインサプリのことを指して、使う方が多いようです。

 時々、ジュニア選手のお母様から「ジュニアプロテインを飲ませていますが、良いのでしょうか」と質問を受けます。さまざまな考え方がありますが、以前のコラム「プロテインを飲まない身体作り、タンパク質の過剰摂取は弊害も」でも書いたように、私は「ジュニア期は必要ない」と伝えます。

身長や体重の成長を第一に

 いろいろな食品をバランスよく食べて欲しいですし、タンパク質の過剰摂取で内臓に負担をかけるのを避けるためです。内臓疲労を起こすと、熱などはないけれど、身体がだるくなるなど体調不良に陥ります。

 ジュニア期は、身長や体重の成長を第一に考えます。筋力アップは成長期が終わってから。ジュニア期はケガをしないことを目的とし、過剰な筋力はいりません。

 今回は、プロテインバーいらずの優れもの、「管理栄養士のプロテインサンド」を紹介します。

タンパク質とビタミンB6

 体を作るために、栄養的にはタンパク質とビタミンB6をしっかりとりましょう。タンパク質は筋肉になる原料、そしてビタミンB6は食品中のタンパク質からエネルギーを産生したり、筋肉や血液などが作られたりする時に働いているので、ともに必要となってきます。

 「管理栄養士のプロテインサンド」では、タンパク質はカッテージチーズとささみからとれます。ささみは低脂質でビタミンB6も豊富に入っている優秀食品です。おやつ感覚で、手に持って食べられます。ぜひ、お試し下さい。