これまで多くの女子テニス選手をサポートしてきましたが、高校生以上の選手の多くは生理不順だという話をよく聞きました。原因は、ストレスや不規則な生活などさまざまです。

 個人差もありますが、成長期が過ぎた18歳になると、身長が伸びなくなり、その頃から本格的に身体づくりのため、筋肉をつけていきます。しかし、筋肉をつけすぎて体脂肪率を極端に下げると、男性ホルモンの量が増えてホルモンバランスが崩れます。体脂肪率を下げるために糖質を抜く選手がいますが、それはいけません。全体のバランスを崩さず、整えて改善していくことが重要です。

 では、具体的にどういう栄養素を摂る必要があるのか、説明します。

*①ビタミンB6*
 女性ホルモンのエストロゲンの代謝に必要です。また月経前症候群の症状も軽くします。

*②ビタミンE*
 血液循環を良くし、血行を促進します。血行が良くなることで肩こりや頭痛、腹痛などの生理痛も和らぎます。

*③鉄*
 生理は血液を失います。不足することで貧血を起こしたり、生理が来なくなるので十分に摂りましょう。

*④亜鉛*
 鉄の吸収を高めます。鉄の摂取には不可欠です。

*⑤イソフラボン*
 エストロゲンという女性ホルモンに似た働きをします。生理を周期的にしてくれる効果も期待できます。また、新陳代謝も良くし、肌や髪をきれいにします。さらに、自律神経を安定させたり、骨を丈夫にしたりするので女性には大切な栄養素です。

ソイガパオ

 今回は、大豆のイソフラボンに注目したガパオライス「ソイガパオ」を紹介します。肉の量を半分にして大豆を使用することで、ビタミンB6やイソフラボンを多く摂れるので、生理不順の選手にはうれしいメニューです。また、ビタミンEを含むブロッコリーやパプリカも使用しましょう。プラスして身体を温め、血行良くするココア、ジンジャー系ハーブティを添えてみるといいでしょう。