先日は、アスレシピのセミナー「熱中症対策・水分補給」に登壇させていただきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。今回は、そのセミナーでお話しした内容の一部を紹介していきたいと思います。

体内吸収を考えた塩分・糖質量を設定

毎年、この季節になると心配される熱中症。私も毎年、新しい情報を収集しながら「熱中症メソッド」を更新しています。熱中症予防として、スポーツドリンクを飲んでいる方は多いと思いますが、その甘さから薄めて飲んでいる、薄めて飲みたい方もいるのではないでしょうか。

スポーツドリンクの主な成分は糖質と塩分(ナトリウム)で、糖質の濃度は水分を吸収しやすいように、塩分の濃度は脱水や熱中症予防の観点から設定されているようです。当然、薄めると、以下のようなデメリットがあり、薄めず飲むことが推奨されています。

水分の吸収率が落ちる
塩分(ナトリウム)などのミネラルも薄まる

しかし私は、緊急時や炎天下で大量の汗をかき、早急な水分吸収が必要だということがない限り、スポーツドリンクをそのまま、一度に大量に飲むことをすすめていません。500mlでも多いと思うくらいです。

体内吸収を考えた塩分・糖質量を設定

液体の糖分を短時間で大量にとると、運動中であったとしても急激に血糖値が上がる人がほとんどでしょう。急激に上がった血糖値は急激に下がり、集中力の低下や立ちくらみ、体に力が入らないなどといった低血糖につながります。血糖値を下げるためのホルモンであるインスリンは、適度であれば筋肉量増加に重要ですが、多すぎると脂肪の蓄積にも働きます。つまり、太ります。

このことから、私はスポーツドリンクをそのまま飲むことは、デメリットもあると考えます。薄めるとミネラル分も薄まりますが、その分、足してあげればいいのです。

次のページそれでは何を、どのくらい足せばいいのか