<抗炎症作用を持つ食材>

 アメリカの対ガン協会が提唱している抗がん作用の強い食べ物の中には、アブラナ科の野菜が上位に挙げられているのをご存知でしょうか。

 抗がん作用があるということは、抗炎症作用も期待できます。アスリートは常に炎症との戦いで、いかに炎症を起こさずに体を整えていくかがコンディショニングの重要ポイントです。炎症はケガや発熱のときはもちろん、日々のトレーニングの積み重ね(オーバートレーニング)などでも起こります。

 また、免疫力の要である「腸」の炎症は、アレルギーを引き起こしたり、消化不良や便秘・下痢、ホルモンなどの物質が作られなかったりなど、コンディショニングに大きな影響があります。

 そのため、日々の食事の中で抗炎症作用のある食材を取り入れ、抗炎症を促していくことが大切です。毎日、アブラナ科の野菜を意識してとってほしいと思います。

抗がん作用の強い食べ物

 アブラナ科の野菜は何があるのかというと、キャベツ、カブ、カイワレ大根、小松菜、大根、チンゲンサイ、ナバナ、白菜、ブロッコリー、水菜、芽キャベツ、ラディッシュ、クレソンなどが挙げられます。とても種類が豊富ですね。

 そこで、それぞれの野菜に関して、数回に分けて紹介していきます。今回は、今が旬(11~1月)のブロッコリーです。

 ブロッコリーは野菜の中でも栄養が豊富で、βカロテン、ビタミンB1、B2、B6、葉酸、パントテン酸、ビタミンCなどのビタミンが多く含まれます。また、ブロッコリーに含まれるフラボノイドには、抗炎症作用が示唆されており、βカロテン、ビタミンCにも抗炎症作用があるため、炎症を鎮める効果が高いことが分かります。そのほか、ミネラルも豊富に含まれていて、カリウムやマグネシウム、鉄や亜鉛、モリブデンなど多く含まれています。

 ただし、ブロッコリーのビタミンCは、加熱で失いやすいため、ゆでる時には注意が必要です。おすすめは、フライパンに5ミリくらいの水を張り、塩をひとつまみ入れ、食べやすい大きさに切ったブロッコリーを加熱する方法です。フタをして2、3分転がし、色が変わってきたらフタを外して水気を飛ばしながら良い硬さに仕上げます。少量の水でも十分ゆでることができますし、ビタミンの損失も最小限にとどめます。お湯を沸かす必要もないので手軽です。

抗炎症作用のあるブロッコリーとひき肉の辛みそ炒め

 そんなブロッコリーを使ったレシピ、「ブロッコリーとひき肉の辛みそ炒め」を紹介します。ブロッコリーはゆでてマヨネーズをつけて食べるといったものになりがちですが、水分が出にくいので、炒め物に最適です。ぜひお試しください。