他の人と全く同じ食事を同じ量だけとっているのに、私だけ太るのはなぜ…と、疑問に思ったことはありませんか? 同じ食事をしても、どう代謝されるかは、人それぞれ異なることが明らかになっています。

 「健康になります」「痩せます」と言われている食品、食事でも、自分に当てはまるとは限りません。むしろ、太ってしまう原因になる可能性もあるというのです。

 GI値(グリセミック指数)は、食品ごとの血糖値の上がり度を示すものですが、なんと、これらも人によって違うのです。例えば、玄米はGI値が低いから白米よりも血糖値が上がらないと思っていても、白米同様、血糖値が上昇してしまう人も。研究では、トマトで血糖値が上昇する人、アイスクリームよりも寿司の方が血糖値が上昇する人など、さまざまな結果が発表されています。

 血糖コントロールは、運動や日々のパフォーマンスはもちろん、肥満やメタボリックシンドローム、脂、シミやしわなどの老化など、さまざまな原因に深く関わります。

血糖上昇は腸内細菌が要因

 血糖上昇は、腸内細菌が重要なファクターとなっているとのこと。腸内細菌は、人によって種類が違います。まだまだ謎が多い腸内細菌ですが、親子でも完全に一致する人はいないと言われています。

 ある研究では、各被験者に適した食事のメニューを組んだところ、食後の血糖値上昇は抑えられて、腸内環境にも良い変化がみられました。これから分かることは、一人一人、身体が必要としている栄養や食べ物は違うということ。なので、会ったばかりの栄養士に「何を食べたらいいですか?」と聞くのはナンセンスです(笑)。

食日記をつけて自分を観察

 ほかの誰かにとって良いとされる食事が、必ずしもあなたに同じ効果をもたらしてくれるとは限りません。あこがれの選手が行っている流行の食事法や、スーパーフードとして宣伝されている新しい食品などに飛びつく前に、まずはあなたの身体の反応をよく観察してください。できるだけ詳細な食日記をつけて、日々の体調や症状を書き留めていくことをお勧めします。消化や睡眠の状態、気分や体重の変化などについてもメモしていくと良いでしょう。

 アスリートたるもの、自分の身体の声を聞き、コンディショニングをしていくことが重要です。他の誰とも違う、あなただけの最適な食習慣を見つけましょう。

カボチャとクルミの豆乳ポタージュ

 今回、紹介するレシピは「カボチャとクルミの豆乳ポタージュ」。まだまだ残暑が続きそうですね。カボチャ、クルミは夏の疲れた身体を癒すのに最適です。

 カボチャはβカロテンやビタミンE、ビタミンCを多く含み、免疫力アップにもってこいの食材です。クルミはビタミンE、多価不飽和脂肪酸(ナッツの中で最もオメガ3系脂肪酸を多く含みます)、マグネシウムなど、こちらも免疫力アップ、疲労回復に必要な栄養素を豊富に含みます。冷やしても、温めても美味しくいただけます。ただ、温める場合はグツグツ煮てしまうと、豆乳が分離してしまうので、沸騰する前に火からおろしてくださいね。