1月下旬は、関東地方でも雪が降る寒さになりました。体調を崩していませんか? 私の事務所近くの小学校でも、インフルエンザだけではなく、発熱を伴う様々な疾患で学級閉鎖がありました。

今年は、あるサポート選手が年末年始の強化練習で体調を崩し、体重が減少してしまいました。サポートをしていても、強化練習での体調不良を100%避けられるわけではありません。もしそうなったら、ご家族の対応も重要なので、下記を伝えました。

<家族の対応>

(1)食べられるようになってから、食べやすいもので少しずつ食事量を増やす。
(2)1回の食事量が体調を崩す前より少ない場合は、食事回数を増やす。無理に1回量を増やさなくてよい。
(3)体重をできるだけ、元に「近い」状態に戻す。

(3)に関しては「完全に元の体重に戻すのか?」という質問があったため、加えたものです。体重を元に戻せるかどうかはスケジュールで異なります。

今回は試合日程を考え、ベスト体重より少ない状態で新年のレースに出場することにしました。選手は体調を悪くすると、泳いだ時に体が重く感じます。短期間でベスト体重に戻すと、さらに重く感じてしまうことがあるからです。新年のレース後、徐々に「泳ぎやすい体重」に戻したことで、1カ月後の2月初旬にその選手はベストタイムを出しました。

今回紹介するのは「さらっと消化促進!具だくさんみそ汁」です。

(1)体を温める (2)喉ごしがよい食品からのタンパク質・糖質摂取 (3)粘膜の健康を助けるビタミン

を考慮した体調不良後の体に優しいみそ汁です。体調を崩したら、そこにフォーカスするのではなく、その先を見据えて食事を作り、摂取して体を元に戻しましょう。

管理栄養士・松田幸子