競泳の試合で、1日のレースの本数が多い時、レース前後は一体何を食べたら良いのか、ご家族は頭を悩ませることと思います。疲労回復を考えながら、次のレースで力を発揮する準備をしなければなりません。

この時、緊張で食べ物がのどを通らない選手は、エネルギーゼリーを摂ることが多いでしょう。しかし、ここに落とし穴があります。

レース間が空いている時にエネルギーゼリーを摂ると、肝心なレース直前におなかが空き、力が出ずに後悔することになるのです。通常は1~2レース、多いときは6~8レースも泳ぐジュニアスイマーは、ゼリーだけに頼らない補食選びが必要です。

緊張時でもパンは食べやすい

そんな選手にも、パンは比較的食べやすい食品です。ただ、市販品で手軽に買えるものは似たような商品が多く、今度はレース前後とも同じもので良いのか、頭を悩ませることでしょう。

今回は、それを解決できるホットケーキミックスを使った蒸しパン「レンジで時短!2種類の蒸しパン」を紹介します。レースに向けてのエネルギー補給と、レース後のリカバリーに役立つ補食です。

レース前に使える「ホウレン草の蒸しパン」は、甘みをハチミツで整えました。補食で野菜は摂りづらく、食物繊維も気になりますが、ホウレン草をフードカッターで細かくすることで気にならなくなります。

レース後に使える「ハムとチーズの蒸しパン」は、これ1つで糖質、タンパク質を摂取してリカバリーが出来るようにしています。また、それぞれに使用した豆乳にはビタミンB1が入っており、糖質を体でしっかり使えるようにしています。

糖質、タンパク質を摂取してリカバリーが出来る「ハムとチーズの蒸しパン」(写真手前)

普段の練習前後の補食にも

もちろん、レースだけでなく、普段の練習前後にも利用できます。さらにステップアップして、練習前に2種類を使い分ける方法もあります。

時間がない時は、エネルギーをチャージするために「ホウレン草の蒸しパン」。時間がある時は、練習後のリカバリーを促進するため「ハムとチーズの蒸しパン」を補給します。補食で大切なのは「タイミングとそのときに必要なもの」。賢く摂取できるようにしたいですね。

管理栄養士・松田幸子