ジュニア選手にとってのトップシーズンは毎週末、試合がある状態です。これは競泳だけではなく、他競技でも同様です。

大人のアスリートになると、ピークにもっていく試合数は年間を通しても少ないのですが、ジュニア選手は試合全てがピークということも多いでしょう。大人のアスリートとジュニア選手は、体の大きさだけではなく、試合に対する臨み方も違うのです。

さらにジュニア選手は練習休養日が少なく、毎日学校に行きます。彼らのトップシーズンにおける最大の課題は「試合が重なるにつれて、どうしても蓄積していく疲労を少しでも回復させること」です。

シーズン当初は、試合後の食事もスムーズに食べられますが、土日の試合が毎週続くと、食事もままならなくなります。食べることにもエネルギーを使うので、食べることで疲れてしまうからです。それでも「疲労を回復させるためには食事が大切」です。

しっかり噛んで野菜もとれる「ジャージャン巻きサラダ」

今回紹介するのは、試合続きの疲労感を少しでも取り除くように工夫した「ジャージャン巻きサラダ」です。タンパク質、ビタミン、糖質に焦点を当て、野菜もたっぷり食べられるようにしました。

消化吸収は唾液から始まります。唾液は噛むことでたくさん分泌され、口の中で食品と混ざります。しかし、疲れているからと柔らかい食事にしてしまうと、噛む回数が減って唾液と混ざらず、体同様、疲れた胃にとても負担がかかります。ただ、たくさん噛むことは疲れるので「適度に噛める」レシピにしました。

また、他のおかずやご飯に何がきても大丈夫な味に仕上げました。選手が疲れているなら、一緒にスケジュールをこなしているご家族も疲れていることでしょう。そうなると、献立を考えるのも大変ですよね。ご家族の健康管理、ゆとりを作るためにも、このレシピをぜひレパートリーに加えて下さい。

管理栄養士・松田幸子