8月に名古屋で行われたインターハイに帯同し、現地で気になったことを2回に分けてお話しします。

逆三角形になっているか

インターハイに出場する選手と、都道府県予選止まりの選手では、体の見た目がかなり違いました。身長や大きさではなく、まず「競泳選手の体型をしているか」。競泳選手は逆三角形体型だと言われますが、これは「競技特性」の1つで、練習をしていれば自然とその競技にあった体形になるものです。

全国大会に出場する選手でも中学生、特に中1、中2では上から下まで同じ太さに見える選手が多いのですが、中3になると、練習量と食事量が見合っている選手であれば、逆三角形の土台ができ始めます。

「筋肉がつかない」と相談にくる小学生選手の保護者がいますが、身長・体重がしっかり増加し、成長した骨の上に筋肉はできるもの。土台がしっかりしていなければ、しっかりした筋肉もつきません。全国大会に出場する高校生の選手は小中学生の時期に、地道に土台作りをしてきたのだと思います。

「おかず汁物」が重宝

エネルギー、タンパク質、ビタミンを補給するおかず汁物「サバ缶で団子スープ」

中高生の選手で練習量が多く、食事量が少ない場合、食べる量が少なくてもエネルギー量が高い食品を組み合わせることが必要です。また、疲れていても汁物なら食べられることが多く、エネルギー、タンパク質、ビタミンを補給する「おかず汁物」が重宝します。

今回紹介するのは「サバ缶で団子スープ」です。「料理の材料」として、水煮缶を使用します。

魚は価格や下処理の点で調理する人の手が伸びにくい食材ですが、缶詰は長期保存もでき、開けてすぐに使える利用しやすさが魅力です。魚の焼き物や煮物が苦手なお子さんでも、団子にすれば食べやすく、皿数の多さによる食欲不振も回避できます。

このスープは鉄が和牛ヒレ肉の約1.4倍、生のホウレン草の約1.7倍(ヒレ肉・ホウレン草とも100gあたりで計算)含まれます。土台作りの時期は鉄不足になりますので手軽に摂れるもので補いましょう。

管理栄養士・松田幸子