試合の日、ジュニア選手でもお弁当以外に食べ物(補食)を持っていくのは当たり前の光景になってきました。ゼリー飲料やアミノ酸サプリメント、スポーツドリンク以外にも、おにぎりやパンも代表的な試合の補食です。

 試合時の補食も、通常の補食と考え方は同じで「試合前には糖質をメインに、試合後は糖質+タンパク質」と考えます。中学生以上は自分で判断して選べるようになりますが、お弁当や補食を「全く食べない」「食べ過ぎる」ことでレースを失敗するのが、小学生のジュニア選手です。

 例えば、東京都の競泳の大会では予定時刻の30分から40分、早く進行してしまうことがあります。レースまでの過ごし方に慣れておらず、焦って水着を着替えて召集に行く小学生選手が必ずいます。そんな選手は、レースに向けて食べることは二の次です。

食べることでレースまでのリズムが作れる「時間配分ロールサンド」

 今回は、まだ試合に慣れていない選手たちに補食を食べさせることで、レースまでのリズムを作る「時間配分ロールサンド」を紹介します。

 レース前は、パン・ジャム・バナナに含まれる吸収速度が異なる糖質を使って準備。レース後は、使った糖質をパンで、筋肉のリカバリーに使うタンパク質をチーズ・ハムで補えるように、ロールサンドにして食べやすくしました。

ロールサンドに「いつ、何を食べるのか?」を書いたピックを刺して食べ過ぎ・食べないを学習

 このロールサンドに「いつ、何を食べるのか?」を書いたピックを刺して、「食べない・食べ過ぎ」を防ぎながら子どもに学習させます。これからの季節は冷凍し、保冷バッグに保冷剤とともに入れて、試合に持たせてください。3時間前後で解凍されます。

 競泳の試合は毎回、レース順も時間も異なります。ご家族も一緒に「アスリートの家族」として試合要項を確認し、サポートしてください。より詳しい個別のご相談はTWCホームページへ。

管理栄養士・松田幸子