前回に続き、サポートするある競泳男子選手の話です。

 子どもの成長ピークは身長から始まり、体重、骨量、筋肉量と続いていきます。成長ピークとは、対象となる身体の変化が一番大きくなるタイミング。もちろん、ピークを過ぎたとしても成長はしますが、そこをとらえることで、より望ましい体格にスピーディーになりやすくなります。

 この選手は、私がサポートし始めた時は成長ピーク前でしたが、そろそろ伸び始めそうな数値でした。身長が伸びるスピードが骨量の増加スピードに勝つこの時期は、骨折に注意する必要があります。

 そのため

必要エネルギーをまず摂ること
不用意な骨折をしないようにすること

 を考え、初期のサポートの方向性を考えました。選手と保護者にそれぞれの課題を考えて与え、双方が内容共有し、体作りがスタートしました。その後の話は次回に続きます。

「豆腐のピカタ 豚モヤシあんかけ」。木綿豆腐は絹ごし豆腐よりタンパク質、カルシウム、マグネシウムが多く含まれる

 今回は「豆腐のピカタ 豚モヤシあんかけ」を紹介します。

 使用する木綿豆腐は、絹豆腐より骨や成長ホルモンの材料になるタンパク質が多く、骨の材料になるカルシウム、骨の強度を高めるマグネシウムが多く含まれています。カルシウムはビタミンDを一緒に摂ることで吸収が高まります。そのため、シイタケをあんに加えました。カルシウムとマグネシウムのバランスを整えるために、汁物にマグネシウムの多いアオサやワカメを加えても良いですね。

 成長スピードは1人1人異なります。そこでお子さんと「慌てず向き合う」ことで、悩みを解決する糸口が見つかります。また、関係する人が情報を共有することで、一筋縄ではいかない発育に対する食事修正が早くできるようになります。

管理栄養士・松田幸子