ジュニア競泳選手が大好きな肉料理。「タンパク質を摂るなら肉、肉を食べると強くなる」と思って食べているお子さんが多いですね。

 でも気を付けることが1つ。それは、肉には必ず脂質があること。エネルギー消費量が多い競泳の練習でも、食事量をしっかり摂れているお子さんが脂質の多いものをたくさん食べれば、使い切れない脂質は体脂肪になってしまいます。

 ちょうど10月~11月は、来年に向けた身体づくりを始めている時期。今月末には大きなクラブの招待水泳大会もあるので、練習量を考えて肉の種類を選びたいものです。

 そうなると、なるべく脂質の少ない肉を選択することになりますが、お財布に優しくないことも。その場合は調理法や食材を工夫して脂質摂取を減らしていきます。

ピーマンのヘルシー肉詰め
ピーマンのヘルシー肉詰め

 今回は、お財布にも優しいお助けメニュー「ピーマンのヘルシー肉詰め」を紹介します。同量の牛ひき肉の脂質の4割減、豚ひき肉の3割減なのに、タンパク質の量はほぼ変わらない鶏肉と木綿豆腐で作っています。

 豆腐は比較的価格が安定しているので、お財布にも優しくなります。鶏肉は、牛肉や豚肉より鉄分が少ないですが、ヒジキでカバー。ピーマンは子供が苦手な食品としてあげられますが、抗酸化ビタミンのビタミンCは同量のレモン果汁の1.5倍ほどあります。鉄分の吸収を良くし、練習量が多いときの食材としてうってつけです。

 ちょっとした工夫で、いつものおかずが体脂肪を増やしにくいおかずに変わります。ぜひお試しください。