ジュニア競泳選手が主に出場する試合は、週末2日間、あるいはどちらか1日で多くのレースを行います。参加人数も多く、1日の拘束時間が長くなります。

 これは保護者の皆さんも一緒です。選手より早く起きてお弁当や補食の準備をして会場に向かい、試合が終わるのは夕食の支度時間。帰宅してから食事を全部作ろうとすると、食べる時間が遅くなり、選手の睡眠時間を奪ってしまうことになります。翌日もレースがあると、帰宅途中の外食で済ますことも。「気にはなっているけど、時間が…」という保護者の皆さんのお悩みを1つ解消しましょう。

連日のレースでもお役立ち、保護者の悩みも解消

トマトおこわ
トマトおこわ

 今回ご紹介する「トマトおこわ」は、材料を下ごしらえして全部炊飯器に入れてしまえば、予約炊飯するだけという試合後の回復を考えたおこわです。下ごしらえは15分程度。前日に野菜や肉をカットしておけば、朝は5分ほどで準備できてしまいます。

 それでは、この時短メニューでの回復のポイントです。

 試合後の回復でまず考えるのが、糖質をいつもより多く摂ること。そして早く消化吸収する糖質と、少しゆっくりと消化吸収する糖質を選び、エネルギーをしっかり補給する必要があります。それに加えてタンパク質を摂ることで、試合後の身体の修復で使うエネルギーと材料(栄養素)を補えます。

 今回使用するもち米は、早く消化吸収する糖質分類にありながら、比較的ゆっくり消化吸収する糖質を含んでいるため、試合後の疲労回復メニューにもってこいの食材です。また、もち米はタンパク質が少し白米より多いのも特徴です。なかなか摂りづらい鉄も、トマトおこわでは摂取できますので、小松菜、ホウレン草、切干大根など鉄の多い野菜類を使った汁物と果物を合わせると、よりよい回復が望めます。

 汁物は、帰宅後、選手がお風呂に入っている間にできてしまいます。温かい夕食を家族で一緒に食べ、心のリカバリーも一緒にして、次のレースにチャレンジしていきましょう。