8月も終わりに近づいています。ハヤタはインターハイ(全国高校総体)で、団体、シングルスともに目標としていた優勝には届きませんでしたが、体調を崩すこともなく、全力でプレーすることができました。大会前に水分補給について考えたことで、その後、コートで足をつることもなく、暑い夏の連戦を乗り切れたと思っています。

小5のエミは、7月の記録会でタイムが良かったので泳ぐ楽しみを見つけたようです。父キュウジさんは、子どもたちの送迎や応援に一生懸命な夏となりました。自分の運動時間はなかなか取れませんが、無理せずマイペースで続けようと思っています。

インターハイで頑張るハヤタを応援する明日山家
インターハイで頑張るハヤタを応援する明日山家

熱中症について改めて整理

そんな家族を見て、母ヨウコさんは今年の夏も無事に過ごせそうだと安堵しています。ここ数年、試合会場では「熱中症の注意喚起」のアナウンスが流れています。熱中症対策については連日、各メディアで報じられ、選手や保護者、関係者も理解しているはずですが、それでも暑さで気分を悪くする選手や応援している人が多いとのこと。ヨウコさんも改めて、熱中症について考え、整理してみることにしました。

熱中症とは
体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などさまざまな症状を起こす病気のこと。

熱中症を引き起こす3つの要因
要因1=環境
・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・急に暑くなった

要因2=体
・低栄養状態
・運動活動で体温上昇
・寝不足といった体温不良

要因3=行動
・激しい筋肉運動や慣れない運動
・長時間の野外作業
・水分補給できない状況

熱中症の予防と対策
・朝食を食べる
→寝ている間に失われた水分、塩分などの補給をするためにも、朝食は欠かさない。

・睡眠をしっかりとる
→寝不足の状態だと自律神経のバランスが乱れやすくなる。自律神経のバランスが乱れると体温調節がうまくできなくなり熱中症になりやすいと言われている。

残暑に負けないお弁当「ぶっかけうどん」

9月以降も残暑が続くと予想されます。ヨウコさんはまず、ハヤタやエミが次の生活習慣ができているか、確認しました。

1、朝ごはんを食べる
2、睡眠時間の確保
3、水分補給をこまめにとる

その上で猛暑の中、運動する子どもたちのために、食欲が落ちても食べやすいお弁当として「夏でも食が進むぶっかけうどん弁当」を考えました。うどんは梅肉であえた豚肉を、おかずには夏野菜をふんだんに使い、ビタミンやミネラルも摂れる栄養バランスを考えたお弁当です。

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