背を伸ばすためには、栄養バランスの良い食事、適度な運動、良質な睡眠の3本柱を全て充実させることが大切です。夏休みは睡眠をたっぷりとるチャンス。しかし、学校がないからと、朝遅くまで寝ていると、きちんと3食摂ることができません。

 夜更かしをせず、早寝早起きをし、朝食をしっかり摂ると、食欲の正しいリズムが作られ、消化吸収も十分に行われます。遅く起きて、朝食と昼食をまとめて2食分摂るようだと、消化吸収率が下がり「無駄」が生じてしまうのです。

 背を伸ばすために必要な栄養素に「カルシウム」がありますが、それムだけでは背が高くなりにくく、丈夫な骨は作られません。背が伸びるということは、骨が伸びること。骨格を作るために重要なのはタンパク質です。その骨格にカルシウムをたくさん吸着させると、丈夫な骨になっていくのです。

 また、カルシウムは体内に吸収されにくいので、吸収をサポートするマグネシウム、ビタミンD、亜鉛や鉄などさまざまな栄養素を必要とします。そのためにも日頃からバランスの良い食事の形に整えておきましょう。

口当たりさっぱりと食べられる「ウナギと枝豆の冷たい茶碗蒸し」
口当たりさっぱりと食べられる「ウナギと枝豆の冷たい茶碗蒸し」

 写真は「ウナギと枝豆の冷たい茶碗蒸し」です。

 タンパク質源として、卵、牛乳、ウナギ、枝豆を使っています。卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養素、牛乳はカルシウムのほかタンパク質の代謝に関与するビタミンB6やB12、ウナギはビタミンA、B1、B2、B6、E、鉄、カルシウムなど多種多様の栄養素、枝豆はビタミンB1、B2、鉄などを多く含んでいます。

 ゼラチンで冷やし固めるので、火も使わず、食欲が落ちていても口当たり良く食べられます。栄養密度の濃い一品として夏におすすめです。

管理栄養士・石村智子