今年度最後の回は、1年間のおさらいをしつつ、毎日のお弁当作りを継続するためのポイントをお伝えします。4月からの新生活を機に、部活弁当をスタートする方も多いと思います。ぜひ参考にしてください。
手早く作れ、経済的に健康管理ができる
まず、お弁当はそもそも以下でなければなりません。
(1)外食するより経済的である。
(2)家族全員分作ろうと思えば作れる(手早く簡単に作れる)。
(3)目的に沿っておかずの内容やご飯量を調整でき、健康管理ができる。
その上で、毎日継続するコツは以下です。
(1)下準備は前夜のうちに。朝は詰めるだけ。
(2)冷凍テクを利用する。
(3)常備菜を活用する。
摂取エネルギーとお弁当箱の容量は大体同じなので、お弁当箱の裏側などに書いてあるサイズを確認してみましょう。中高生の男子は1200cc、女子は800cc前後の容器を選ぶとよいでしょう。
すき間埋めには常備菜やカラフル野菜
アスリートの基本の食事は「主食、主菜、副菜、乳製品、果物、汁物」の6品をそろえること。お弁当もこれを意識しましょう(持ち運びが厳しい場合、汁物は省いてもOK)。味付けは甘い、辛い、塩辛いとあると食が進みます。
お弁当の詰め方は、ご飯、主菜など量の多いものから、立てるように詰めるとすき間が空きません。すき間埋めには、冷凍や冷蔵している常備菜を使いましょう。
●すき間埋め活用食品
枝豆(冷凍)、ポテト(冷凍)、ミックスベジタブル(冷凍)、ブロッコリー(冷凍)、ミニトマト、ゆで卵、煮豆
●常備菜で使いたい食材
切り干し大根、ヒジキ、レバー、高野豆腐、アサリ、ニラ
お弁当の「色合い」は、赤、黄、緑、茶、白の5色が基本です。主食のご飯や乳製品の白色、主菜の肉や魚の茶色の間に、赤、黄、緑の色が入ると、見た目から食欲も沸きますね。
●彩りを鮮やかにするおすすめの食品
赤…ミニトマト、ニンジン(グラッセ、甘煮)、サツマイモ(甘煮、レモン煮)
黄…カボチャ(煮物、サラダ)、卵料理(玉子焼き、ゆで卵、オープンオムレツ)、パプリカ
緑…枝豆(冷凍)、ブロッコリー、小松菜