緊急事態宣言が解除され、部活などスポーツ活動が再開され始めました。新型コロナの感染拡大を防ぎながら「withコロナ」の生活様式で運動する留意点をご紹介します。

求められる4つの対応

スポーツ庁は「安全に運動・スポーツをするポイントは?」という指針を発表しています。基本的な考え方は「自らが感染を拡大させない」というものです。新型コロナでは無症状や軽症者が感染を広げる例があります。なので、まずは4つの対応が求められます。

①スポーツを行う前に必ず体調確認を行うこと
②十分な距離の確保
③手洗い・消毒の実施
④飲み回しの自粛

①は発熱がないかなどを確認。②はソーシャルディスタンスと呼ばれる2メートルの距離が基本で、強度の高い運動はより一層距離を空ける必要があります。③はこまめな手洗いに加え、運動後はすぐにシャワーを浴び、着替えをすることが求められます。④は水のボトルなどの飲み回しは感染予防の観点から、控えることが推奨。1人1本のボトルが必要になってきます。

体育でマスクの着用は基本必要なしでも…

マスクの着用については、気温の上昇に伴い、熱中症のリスクが高まっています。そのため、文部科学省やスポーツ庁は体育の授業などで「着用は必要ない」との見解を示しています。しかしながら軽度な運動、生徒が希望する場合は医療用ではなく家庭用のマスクを着用することを勧めています。

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