ジュニアアスリートは、自分で食事の準備ができないことが多いので、保護者や周りの大人が準備する食事を摂っています。つまり、保護者の皆さんが作る食事の内容によって、子どもたちの体が作られています。そう考えると、食に関する知識や技術が高い方が、子どもの体づくりがよりうまくいきそうですよね。

このアスレシピをご覧になっている保護者の方々は、いつも情報をキャッチする努力をしていて素晴らしいと思います。きっとアスレシピ以外でも、インターネットで検索することが多いでしょう。ただ、ネットでは、良くも悪くも色々な情報が出ています。皆さんはどのようにして「使える」「使えない」を見極めているでしょうか。

情報の真偽、対象や目的を確認していますか

例えば、「スポーツ栄養」と検索したときに、その情報の出どころは当然ながら(出典は最重要!)、子どもたちのための情報を探しているのであれば、内容が成人向けのものか、ジュニア期向けのものか、ということもしっかり確認する必要があります。

「子どもは大人のミニチュアではない」という言葉があります。特に小学生、中学生は発育発達の真っ最中。仮に大人と同じような動きができたり、大人と同じぐらいの時間、トレーニングをしたとしても、体の中の代謝は同じではありません。

一概に「スポーツ栄養」と言っても、ジュニア期ならではの考え方があり、その反面、大人と共通する部分もあるということを知っていてほしいものです。

良かれと思ったことが間違いにならないように

特に、保護者や指導者が自分自身の体作りのために食事に気を使っている場合、子どもにも大人と同様の考え方で食事指導をしていることもあります。最近のタンパク質偏重傾向、糖質制限など、ある特定の栄養素の摂取のみにこだわりすぎて、ジュニア期に必要なエネルギーや栄養が足りていない…という状況にならないよう、ジュニアアスリートを応援する周りの大人全員で見守っていきましょう。

今回は「食材たっぷりパワー豚丼」を紹介します。肉とタマネギで作る牛丼や豚丼もおいしいですが、せっかく自宅で作るならタンパク源を豚肉と豆腐の2種類と、緑黄色野菜(ニンジン、小松菜)も入れて彩りも加えつつ、多くの食材を組み合わせて栄養価をアップさせよう! という思惑です。

糖質、タンパク質はもちろん、豚肉からビタミンB1もしっかり摂れるので、練習後や試合後のリカバリーにも最適です。レシピに載せた食材にこだわらず、冷蔵庫にある食材でぜひアレンジしてください。

KAGOSHIMA食×スポーツ/管理栄養士・久永まゆみ