この冬休みは、昨年末からの「GoTo見直し」によって、また高齢の親族への配慮から、例年と違って自宅で過ごす時間が多かったのではないでしょうか。年始の仕事始めに続き、1月6日や7日から始業という学校が多いようです。

通勤・通学の前に今一度気を引き締めて

新型コロナウイルスに関しては日々、新たな情報も入ってきますが、長く続くことから、どこか気持ちの面でルーズになってはいませんか。

医療現場だけでなく、学校現場でも常に生徒の感染を警戒しています。しかし、ある学校関係の知り合いが、「学生の意識の低さ」をこぼしていました。学校での消毒の実施率が35%程度だったこともあったとか。体調チェックのカードや検温、出入り口での消毒などの取り組みが継続されていると思いますが、これがもし、形骸化しているようなら怖いことです。学校職員はピリピリしながら警戒していても、学校に一番多くいる学生がそれでは困ります。

通勤が始まり、子どもたちの学校が始まると、再び感染のリスクは上がります。今一度、原点に立ち返り、日々の手洗いや消毒を怠らないようにしましょう。そして小中高校生、大学生ら若い人たちも、仲間と行動する際は注意を払うようにしてほしいと思います。

今回は「地味にパワフル!炒り豆腐」です。材料の鶏肉、木綿豆腐、油揚げ、枝豆、卵には、どれも良質のタンパク質が含まれます。タンパク質は一度に多くとるのではなく、毎食とることで効率よく使われます。

炒り豆腐は、昔ながらのありふれたおかずの1つで、存在は「地味」ですが、食卓への頻度を高めても飽きずに食べられます。正月の「ハレの日」の食事から日常の食卓へ、こういった1品を上手に使い、当たり前にタンパク質がとれるようにしていきましょう。普通においしくて、繰り返しても飽きなくて、という身近な食事を毎回、大事にしていきたいですね。

管理栄養士・月野和美砂