高タンパク質の魚の中でも、身体づくりや免疫にかかせないビタミンDが豊富なカレイは、アスリートによくすすめます。さらにカレイは、縁側の部分にコラーゲンを豊富に含んでいます。魚に含まれるコラーゲンは吸収されやすいことも特徴です。

コラーゲンはタンパク質の1つです。以前は、コラーゲンは身体に入ってもそのまま吸収されるわけではないので効果があるのかと疑われもしましたが、今は、全く効果がないわけではないということでアスリートには毎日少しずつでもとるようにすすめています。

カレイの卵には、ビタミンB1やビタミンB2などのビタミンB群も豊富に含まれています。ご飯に含まれる糖質をエネルギーに変えるにはビタミンB1は必須。今回のレシピ「カレイのおろし煮」はご飯にもあいますし、試合の前日や当日などのメニューとしても効果的です。また、カレイなどの白身魚は消化も良いので、練習後や遅い時間の夕食としても適しています。

3月28日にプロ野球のシーズンが開幕しました。実は、試合後、夜10時過ぎに食事をするプロ野球選手にも、このメニューを提供しています。

おろし煮にすると、大根おろしの酵素もとれます。大根をおろしたときの酵素は、消化を助けるといった働きも期待できるため、練習などで疲れている時に取り入れるのはもちろん、さらにパフォーマンスアップにつながる可能性があるため、こちらも毎日でもとりたい食品です。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香