前回のコラムでは、大豆は、タンパク質と食物繊維がとれるアスリートにおすすめの食材であるとお話ししました。今回も大豆製品の高野豆腐を使った「おろし高野豆腐ハンバーグ」を紹介します。

大豆のハンバーグといえば、豆腐ハンバーグを思い浮かべる方も多いことでしょう。肉よりも脂質を抑えてタンパク質をとることができますが、高野豆腐にすれば、さらに多くの栄養素がとれます。

ハンバーグの利点は、多くの食品をぎゅっと詰まった状態でとることができること。卵や牛乳、みじん切りにしたタマネギ…といったように、意外に多くの食材を使っているのです。

今回使っている大根のおろしソース。大根は、様々な酵素を含んでいるということでも最近、注目度が上がっています。消化を助けるといった働きも期待できるため、練習などで疲れている時に取り入れるのはもちろん、さらにパフォーマンスアップにつながる可能性があるのです。

チームの食事メニューを作る際に、よく取り入れているのも実はハンバーグ。豚や鶏、なんこつ、魚介類など、メーンの食材で栄養価が大きく変わるので、選手の練習目的に合わせやすいのです。

また選手も、馴染みのあるハンバーグなら抵抗なく食べてくれ、ご飯も進みます。野菜は細かくすればするほど違和感がなくなるので、ミキサーを使って量をとらせることもできます。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香