クリスマスやお正月に、ケーキやお餅など高エネルギーのものを食べ過ぎてしまった人はいませんか。摂りすぎたエネルギーは、運動することでその分を消費することができます。しかし、食べ過ぎで腸内環境が乱れてしまった場合、それを解消するには食物繊維が多く、活性酸素を除去する効果が高い食品を食べることが必要となります。

そこでおすすめするのが「リンゴ」です。今回は「レンジで簡単!リンゴとセロリのキーマカレー」を紹介します。

内臓脂肪を減らす機能性表示食品

カレーの隠し味にリンゴを使う方もいると思いますが、リンゴの働きは甘さを引き出すだけではありません。前述したように食物繊維が多く、ポリフェノールを含んでいるので活性酸素を除去する力があります。そのリンゴのポリフェノールの中でも最近注目されているのが、主成分である「プロシアニジン」です。

リンゴ由来のプロシアニジンは内臓脂肪を減らす機能があるとして、機能性表示食品に登録されているリンゴもあります。「肥満気味の方の体重・体脂肪・内臓脂肪 ウエストサイズの減少をサポート」をするとパッケージに表示されているリンゴを目にした方もいることでしょう。

加熱で減少、生で食べるかレンジ調理

プロシア二ジンを含むポリフェノールは、皮にも果肉にも含まれていますが、できるだけ皮ごと食べると良いでしょう。ただし、プロシアニジンは加熱すると減少してしまうので注意が必要です。上手に摂取するには生で食べるか、加熱する場合は電子レンジを使うことです。

今回のレシピも電子レンジで調理します。材料をすべて粗みじんにして電子レンジで加熱するだけと、むしろ簡単なので、料理の苦手なアスリートでも気軽に作れます。一度に大量に作って1回分ずつ冷凍するアスリートや、市販のカレールウの種類を変えて味の変化を楽しんでいるアスリートもいるようです。

また、プロシアニジンはまとめて摂取するよりも、1日に何回か分けて食べることも上手に摂取するコツです。少し多めに作った場合、温めるときも電子レンジを使ってくださいね。

管理栄養士・川端理香