香りのある野菜は、好き嫌いが分かれます。代表的なのがセロリです。他にも香りが強い野菜としてタマネギやニンニク、パクチーなども好みが分かれますが、「タマネギは好きだけどパクチーはNG」といったアスリートがいるように、その香りにも好き嫌いがあるようです。

野菜の香りはポリフェノールの一種

これら野菜の香りは抗酸化物質のポリフェノールの一種で、プラスの効果が期待できます。今回紹介する「セロリとエビのチャーハン」で使うセロリには、ポリフェノールのアピインなど香り成分が約40種類も含まれています。

アスリートのコンディションを考える上で、自律神経の正常化は欠かせないものですが、セロリの香りは自律神経を正常に保たせる働きもあります。ぜひこのセロリをたっぷりと使用したチャーハンレシピをお試しください。

セロリの葉は捨てずに使おう

普段、皆さんはセロリの葉を捨てていませんか? 実はセロリの葉には茎よりも栄養素が多く含まれているのです。「セロリの葉は食べられるの?」と驚くアスリートも多いのですが、もちろん食べられます。

「葉が茎よりも栄養価が高い」と聞いて、何か思い出す食品はありませんか? そうです。大根やカブの葉も、葉の方が多くのビタミンが含まれているのです。ぜひ葉は、捨てずに使いましょう。

セロリの葉と茎を使った「セロリとエビのチャーハン」では、香りの強いタマネギやショウガも使用しています。このような香りの強い野菜を、良いコンディションを保つために活用しましょう。

管理栄養士・川端理香