新学期、新チームがスタートして、選手たちはそれぞれ目標をもって取り組んでいます。そんな様子を見るのはサポートする側としてもうれしく、グラウンドに行くのがいつも以上に楽しみです。
このように前向きな気持ちが強く出ている時は、こちらのアドバイスをしっかり聞いてくれるタイミングでもあります。朝ごはんをしっかり食べるよう「牛乳も飲んでね!」などと選手に伝えると、実行率も高く、食事に関する質問もたくさん出てきます。アドバイスを送るにも、受け取る側の気持ちとタイミングが重要だと強く感じます。
「今だ!」のタイミングを逃さずに
ご家庭でも同じだと思います。何を伝えるにも「今だ!」というタイミングがあると思います。選手の気持ち、お子様の気持ちが、こちらに向いている時がチャンスです。
そのために大人は、選手たちがそのような気持ちになる仕掛けをしていかなければなりません。いつも策を練ってはいるものの、うまくいかないことも多く、保護者の皆さんと一緒に考えていきたいところです。
時には悩み…あえて見守る時も必要
一方で、思うように事が進まず、悩んでいる選手がいることも忘れてはいけません。先日も、いつもは明るく食欲もある選手が、どこかおとなしく食事の量も少なくなっていたので声をかけました。
すると「大丈夫です」との返答。一目見れば、大丈夫ではないことはわかっていても、その時の選手の雰囲気や表情を読み取り、「困ったら言ってくださいね!」とだけ伝えました。その日はそれ以上関わらず、しばらく様子を見ることにしています。
食べることは、選手の気持ちや競技成績、モチベーションすべてに関係しています。家庭でも、食卓での雰囲気や食欲の状態からお子様の状態を見守り、ここぞというタイミングで声をかけてあげてください。
今回は、前回のタケノコを使って、フライパンひとつでできるスパゲッティを作りました。「フライパンひとつでタケノコの和風スパゲッティ」です。
具にタケノコと旬のアスパラガスとベーコンを使い、温泉卵をのせることで、主食、主菜、副菜が1つのお皿に集合です。お好みでパルメザンチーズをかけてもよいですね。
アスパラガスは冷凍アスパラガスを使用すると、下ごしらえもなく、そのままフライパンに入れることができるのでとっても楽です。冷凍野菜は便利なので、アスパラガスの他にインゲンやスナップエンドウなど数種類を常備しておけば、ひとつまみずつ使用できるのでおすすめです。
ツナサラダとフルーツ、牛乳を添えて「アスリートの食事の基本」にすると、なお栄養バランスが整います。ゴールデンウィークに親子で作ってみてはいかがでしょうか。