自粛続く今、食べ方を変えるチャンス

新型コロナによる活動自粛で我慢の日々が続いていますが、この時期に「食べること」をゆっくりと振り返ってみませんか。家にいる時間が長くなった選手には、いつもは忙しくてなかなかできない料理にチャレンジしてみることをすすめています。「自分で作ったら、苦手だった油揚げに味が染み込んでいて、おいしく食べられました」といったコメントと一緒に、写真が送られてくると、とってもうれしい気分になります。

いつもよりも時間がある今、なぜ、いろいろなものを食べられる方が良いのか、ビタミンDなどアスリートにとって良い機能があるとされるものは、どんな料理に含まれているかなどを考えたり、調べたりしてみてください。頭でも理解し、自ら食べ方を変えていけるチャンスと考えましょう。

高校生は特に「自分で考えて、食べる」

農林水産省の調査では、保護者が苦手なものでも食べさせようとしている割合が、小学生は6割程度あるのに対し、高校生年代になると3割程度と半減しています。やはり、高校生になると今までの習慣もあり、誰かに言われたからといって改善することが難しくなります。「自分で考えて、食べる」。これができるようになっていくことをお手伝いしていきたいと思っています。

静岡スポーツ栄養研究会/管理栄養士・青島千恵