外食や中食の注意点

外食や中食(注)のリスクとしては
・主食、主菜が中心でエネルギー過多になりやすい
・塩分、質の悪い油脂、食品添加物が多くなりやすい
・野菜不足になりやすい

外食や中食(注)で食事を摂る時に意識したいこと
・主食、主菜、副菜がそろっていること
・野菜や海藻、キノコ類を取り入れる工夫すること(ビタミンミネラル不足を補う)
・調味料は必要に応じて使うようにする(まずはそのまま食べる)
・食品表示(必要に応じてアレルギー表示を)を参考にする

(注)家庭外で商業的に調理・加工されたものを購入して食べる形態の食事(厚生労働省より)

自炊は大切なスキル

私は20年以上、料理講師をやってきました。食を購入できる時代であっても、やはり「調理ができる」ということは、自分や家族の健康を考えると、大切なスキルだと改めて感じます。

私が管理栄養士を目指したきっかけは、いくつかありましたが、その中でも、幼い時に感じた「調理は、皆を健康に、そして笑顔にすることができる」「調理による科学変化の楽しさにはまった」ことが大きいです。

今回は、疲れていても食欲そそるカレー味でスプーンで簡単に食べられる、主食、主菜、副菜が一度に摂れる一品「炊くだけカレーピラフ」を紹介します。

静岡では、レタス、大根、イチゴなどが旬。包丁を使わなくても食ベられる野菜もたくさんありますので、ピラフに加えて摂取しましょう。ぜひ、普段から旬のもので簡単に食べられる食材をメニューに取り入れて欲しいと思います。

「家族が用意してくれないから…」などと、文句を言っているようでは、強い選手にはなれません。強い選手は、身の回りのことはなんでも自分でやります。自己の体調管理や経済的な管理に加えて、食も自分好みの「味」に仕上げられるよう、可能な範囲で買い物をして、できることから「自炊」を始めてみてください。

静岡スポーツ栄養研究会/管理栄養士・中野ヤスコ