毎日の食事、おいしく、楽しく、食べていますか? 食べる時は、楽しい時間であってほしいもの。今日の夕ご飯は何かな? と楽しみにする気持ちや、今日のおやつ(補食)は何かな? とワクワクする気持ちを大切にしてほしいものです。

成長期にハードなトレーニングをしている選手にとって、食事の時間は栄養補給としてとても大切ですが、それと同時に気分転換やリフレッシュ、リラックスできる時間としても重要です。

おいしく楽しくが一番の調味料

しかし、子どもの成長や体作り、練習や試合への効果などを考えるあまり、つい食事の時に怒ってしまうという保護者の声を聞きます。特に、食事にも熱心に取り組む保護者に多いようで、思うように食べてもらえないと声を荒げてしまうことがあるとか。私も保護者の1人として、その気持ちも分かりますが、怒る前に「楽しく、おいしく食べることで、食欲や意欲もわいてくる」とグッと我慢して、笑顔の食卓を心掛けてみてください。

笑顔あふれる食卓が、一番の調味料とも言われています。楽しい雰囲気で、周りのみんながおいしそうに食べていると、たくさん食べられるようになったり、嫌いなものにもチャレンジしてみたりと、食への興味や意欲が沸いてくるはずです。

食べきれる量を「完食」する喜び

食べることが苦手な選手であれば、食べきれる量を盛り付け、「完食」する喜びを味合わせること。その量を毎週、1口分ずつ増やしていくと、2~3カ月でおにぎり1個分のご飯の量が増えるようになっていきます。

アスリートに最適な新米の季節

季節のおいしいもの、旬のものを食卓に並べるのもおすすめです。新米が出回り始めた今は、1年のうちで一番お米がおいしい季節。エネルギーをたくさん摂りたいアスリートには最適の季節です。

静岡の給食の定番メニュー「さくら飯」

静岡には、給食の定番メニューとして「さくら飯」があります。しょうゆと酒を加えて、普通にご飯を炊いただけ。ほんのりしょうゆ色のご飯が、食欲をそそります。

なぜ「さくら」なのかは定かではありませんが、まさに静岡のソウルフード。冷凍保存もできるので、おにぎりにして冷凍しておくと、とても便利です。

季節のおイモを使って「簡単炊き込みご飯」

秋はおイモもおいしい季節です。静岡県内のスーパーでは、地元で収穫されたサツマイモやサトイモがたくさん並んでいます。一口大に切ったおイモとしょうゆ、みりんで「簡単炊き込みご飯」もいかがですか。おいしいお米と季節のおイモで食事量もアップするはずです。

静岡スポーツ栄養研究会/管理栄養士・青島千恵