皆さんは「アミノ酸スコア」という言葉を聞いたことがありますか?

アミノ酸スコアとは、体内で合成できず、食事から摂取する必要があるアミノ酸(必須アミノ酸)を、理想値と比べてどれだけ含んでいるかを示した値です。アミノ酸スコアが高い食材ほど、タンパク質を作るためのアミノ酸がバランス良く含まれているということで、それらをとることはトレーニング時の筋肉作りに効果的です。

ちなみに、アミノ酸スコアが100の食材は何だと思いますか?

正解は「肉」「魚」「卵」「牛乳」「大豆」です。

これらは、良質なタンパク質を含む「筋力アップ食材」として、毎日食べている選手も多いと思います。さらにこれらの食材は、皆さんお馴染みのBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)も豊富です。

BCAAは筋肉の中に多く含まれているアミノ酸です。しっかり摂取しておくことで、トレーニングで分解された筋繊維を素早く修復し、さらに強い筋肉を作ってくれます。サプリメントも多く市販されていますが、ジュニアアスリートの皆さんは食材からしっかりとれば、不足することはありません。

トレーニング時は、筋肉中のエネルギーは「糖質→脂質」の順番で使われていきます。しかし、これらが枯渇すると、筋肉中のタンパク質を分解してエネルギーとして使ってしまいます。筋肉の材料になるはずのタンパク質をエネルギーとして使うことがないように、タンパク質だけでなく、ご飯、麺類、パンなどから糖質をしっかり摂取しておきましょう。

今回は、アミノ酸スコア100でタンパク質が豊富な肉と卵、糖質が豊富なうどんを使用した「筋力アップ☆肉卵うどん」を紹介します。

肉、タマネギ、卵を炒めた具は、疲れていても食が進むよう甘辛い味つけにしています。電子レンジで温めたうどんの上にかければ出来上がりです。

この具をうどんではなく、ご飯の上にのせて丼にしてもおいしくいただけます。一品で糖質とタンパク質がとれるアスリート飯で強い体を作ってくださいね。

GOOD LUCK!

元NFLチアリーダー・松崎美奈子