夏に疲れやすく、体重が減りやすい方、いらっしゃいますよね。私も猛暑のニューオリンズで、NFLチアリーダーとして活動していた時はそうでした。今回は、そんな皆さんが日々の疲れを素早くとり、いつも全力でプレーができるようにと願って「リカバリー☆焼豚丼」を作りました。

疲労回復の栄養素3点セット

疲労回復といえば、「豚肉」をイメージされる方も多いと思います。今回のレシピでも、焼豚(チャーシュー)を使い、さらに疲労回復を後押しする「ご飯とネギ」を加えました。

疲れをとるためには、以下の栄養素3点セットがあると、とてもスムーズなんです。

炭水化物=ご飯・麺
ビタミンB1=豚肉
アリシン=ネギ・タマネギ・ニラ・ニンニク

豚肉の部位別のビタミンB1量のランキングは次の通りです(赤肉生の100gあたりの数値)。

1位=豚ヒレ肉(1.32mg)
2位=豚モモ肉(0.98mg)
3位=豚ロース肉(0.96mg)

リカバリー☆焼豚丼」では、1位の豚ヒレ肉を使用しました。ヒレ肉は、柔らかいのも特徴なので、疲れていて食欲がないときでもあまり噛まずに食べられるのも、うれしいポイントです。

ヒレやモモなどの赤身肉は、高タンパク質で低脂肪な部位でもあるので、体脂肪を気にする選手や油っこいものが苦手な選手にオススメ。その他、豚肉はどれをとってもビタミンB1やタンパク質が豊富なので、お好みの部位をチョイスしてくださいね。

ブロック肉とネギでご飯がすすむ

食べ応えのあるブロック肉は、パワー回復に有効です。アメリカでも大きな塊肉がたくさん売られていました。今回はブロック肉で焼豚を作り、少しでも多くの量を食べられるように、厚めに切っています。

焼豚と好相性のシャキシャキしたネギと甘辛いタレのハーモニーで、ご飯がもりもり食べられます。焼豚作りは手間や時間がかかるイメージがあるかもしれませんが、今回はブロック肉の表面を焼いてタレで煮込むだけの簡単レシピです。忙しい時にも、しっとりとろける焼豚があっという間に完成しますよ。

皆さんも、お気に入りのリカバリー飯で疲れをとりつつ、勝利への糧にしてくださいね。

GOOD LUCK!

元NFLチアリーダー・松崎美奈子

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