<海藻よもやま話(6)>

みそ汁や酢の物など、日本人の食生活で欠かすことのできない「ワカメ」。その歴史を振り返ると、なんと縄文時代から食べられているんだとか。今回は、意外と知られていないワカメの魅力についてのお話です。

ワカメの酢の物

産地はどこがお好み?

現在、国内で採れるワカメはほぼすべてが養殖で、国内最大の産地は、岩手県や宮城県の沿岸部、三陸地方です。その他、徳島県の鳴門海峡や三重県の伊勢湾も豊富な収穫量を誇り、これら3つの地域が3大名産地と言われています。

ワカメの養殖風景

「三陸ワカメ」や「鳴門ワカメ」という言葉はすでにブランド化しており、よく見かけますよね。

ワカメは産地によって、特長が大きく異なります。三陸産のワカメは肉厚で色が濃く、ぬめりが強いことが特徴である一方、鳴門産のワカメは肉質が薄くて色も淡いものの、シャキっとした食感が特徴です。用途やお好みに合わせて、産地を使い分けてみるのもオススメです。

加熱すると色が変わるのはなぜ?

第3回「海藻の色は何色?いくつ色があるか知ってる?」でもお話しした通り、ワカメは「褐藻」という茶色い海藻の仲間です。しかし、日頃食卓で見かけるワカメは緑色。その理由をご存知ですか?

ワカメのみそ汁

ワカメは本来、緑色と赤色、両方の光合成色素(光合成をして、酸素と養分を作り出す役割をもつ色素)を持ち合わせており、そのため、2色を足した色である茶色に見えます。しかし、湯通しなどで熱が加わると、赤色の色素とタンパク質との結合が壊れてしまうため、赤色が消えて、きれいな緑色になるという仕組みです。これが、生のワカメは茶色なのに、みそ汁などに入れると鮮やかな緑色に変わる理由です。

ワカメの色が変わる理由の図

このように不思議なワカメですが、水溶性食物繊維やカルシウム、カリウム、マグネシウムといったミネラル、βカロテンやビタミンKなど、アスリートにとって大切な栄養素ももちろん含まれています。

ワカメが主役になれる簡単おかず「卵とトマトとワカメの中華炒め」

今回は、脇役になりがちなワカメが主役になれる簡単おかずレシピ「卵とトマトとワカメの中華炒め」を紹介します。

ビタミン、ミネラル、タンパク質など栄養素が豊富で、糖質・脂質は控えめです。中華風の味付けで、お子さんにとっても大人にとってもおいしい一品です。

【提供=カネリョウ海藻株式会社】