今回の調査では「糖分の控えめの表示の種類が多すぎて混乱するので、統一をしてほしい」「微糖、低糖などといってもどれくらい違いがあるのかわからない」「糖分控えめのデザートなどは美味しくないイメージがある」「人工甘味料の安全性がいまいち理解できない」などの意見が寄せられた。砂糖に対してネガティブなイメージを持っている人が多いことがわかったが、一口に「砂糖」と言っても、「上白糖」や「黒砂糖」「液糖」などさまざまな種類があり、それぞれ性質が異なる。

上白糖は血糖値を急上昇させるため、摂取量には注意が必要で、世界保健機関(WHO)は1日あたりの摂取量を25g以下と呼びかけている。一方、黒砂糖やはちみつ、メープルシロップはカリウムやカルシウム、鉄など、アスリートの体作りやコンディションを支えるミネラルをたくさん含んでいる。

また、最近流行りの「糖質制限」で言われる糖質とは、炭水化物から食物繊維を差し引いたもの。上記の「砂糖」やブドウ糖などの糖類のほかに、デンプンやオリゴ糖なども含む総称であり、「糖質=砂糖」などと混同しないようにしたい。

エネルギー源である糖質自体は、スピードや瞬発力を重要とするアスリートにとって欠かせないもの。摂取すべき適切な量は、体格や運動量などによって異なるため、自身の必要量をチェックしておきたい。

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