休校が明けて久々に顔を見ると、体重が増えた選手、減った選手、変化がなかった選手と様々でした。練習量が落ち、活動量も落ちるため、脂肪が増えて太らないように気を付けた選手、これを機に増量に取り組んだ選手、来るべきシーズンに備えて体重を維持した選手と、制限が多い中でなりたい体、目指すべきプレーのため、どの選手も必死に頑張っていました。

身体組成には5つのレベル

それでは改めて、自分の体の状態、身体組成について見てみましょう。

身体組成とは体を構成している要素になります。普段、私たちが知る「体」とは、頭や胴であったり、内臓だったりと肉眼で確認できるものですが、最小単位まで突き詰めると、原子レベルに到達します。それが分子レベル→細胞レベル→組織レベルとなって、個体レベルの「体」ができています。

身体組成には5つのレベルがあります。

(1)原子レベル=酸素、水素、炭素など
(2)分子レベル=水、脂肪、タンパク質など
(3)細胞レベル=細胞質、細胞外液、細胞外個体
(4)組織レベル=骨格筋、脂肪組織、骨、血液など
(5)個体レベル=体

体重計などで自分の体を知る

個体レベルの体作りには、運動、睡眠、食事がとても大切です。食事の部分がどこにどう働き、効果を発揮するかというと、組織レベル以下のところに関わってきます。体を骨や血液など体を構成する組織や細胞などにアプローチをかけるからこそ、体が成長し、改善されていくのです。

つまり、なりたい体、目指すための体になるには、しっかり自分の体を知り、向き合うことが大切です。体組成は体重計、体組成計などで測ることができるので活用しましょう。

部活が再開した今の時期は、ムシムシと暑いですね。食欲が落ちて体重が減らないようにしていきましょう。

今回紹介するのは「鶏ひき肉と豆腐のナゲット」。ふわふわジューシーなナゲットです。高タンパク低脂質で食べやすく、一口サイズなのでお弁当や補食にも活用できます。

管理栄養士・舘川美貴子